2004年7月16日星期五

万叶恋歌-椿之章11

いつの間にか、日差しが落ちるのが早くなっていた。
→不知从什么时候开始,太阳下山渐渐早了。
新しい生徒会長も決まり、俺は引き継ぎに終われていた。
→新一届的学生会主席确定,我也完成了交接工作。
ふと気づくと生徒会室には二人だけになっていた。
→回过神来,学生会室里有只有我们两个人了。
二人きりの長い沈黙に耐えられなくなった俺は、自分から彼女を話しかけた。
→无法忍受两人之间垄长的沉默的我,便主动向她搭话。
ほかの役員たちも帰ったし、俺たちもそろそろ帰るか。
→别的同学都已经回了家,我也差不多准备走了。
どうした?
→怎么了?
さきから黙ってるけど。
→从刚才开始就一直不说话。
そう言えば、今日はいつもより静かだな~
→说起来,今天你相比平时安静多了呐。
顔も赤いし、足もふらふらしてる。
→脸红红的,脚也在发抖。
何?少し風引いてる?
→怎么?有些感冒?
仕方ないな。家まで送っててやるよ。
→真拿你没办法,我送你回家吧。
言っておくけど、今日だけだからなぁ。
→有言在先,下不为例哦。
少しの間があって、彼女は俺の目をまっすぐに見つめた。
→有一小会儿,她直直地凝视着我的眼睛。
ん?どうかしたか?帰るんだろう。
→恩?怎么了?一起回去吧?
俺がそう言うと、彼女は机の上を片付け始めた。
→我那么说着,她便开始收拾桌上的东西。
その様子を見つめていると、不意に立ち上がった彼女が、目の前でゆっくりと倒れた。
→我注视着她的一举一动,可她却在突然站起时,缓缓地倒在了我的面前。
おい!どうしたんだよ!
→喂!你怎么了?
すごい熱がある。
→烧得好厉害!
しっかりしろ!目を開けろうよ!
→振作点,快睁开眼!
だめだ!全然起きない。
→这样不行,完全醒不过来!
早く保健室に運ばないと!まだ先生いるよな……
→不快点送保健室的话,老师应该还在吧……
もっとちゃんと見ててやればよかった……
→要是更加注意你一点就好了
本当にごめんな。
→真的很抱歉。
彼女を抱えると、俺は保健室へ駆け出した。
→我抱起她,向保健室飞奔而去。
---わが背子にまたは逢はじかと思へばか今今朝の別れのすべなかりつる---
→『莫非心想,与君不能再相逢;今朝离别,心忡忡。』
別れの予感がする。
→分别在即的预感开始在心中滋生
悲しい気持ちがもう終わりのサインを告げる。
→悲伤的感觉似乎在暗示我,一切即将终结。
頭の中が真白になる。
→脑海中一片空白
何で俺は彼女の様子が可笑しいことに気づかなかったんだろう。
→为什么我没能察觉她不同寻常的反应呢。
いつだって、一番に彼女のことを考えてた...
→曾几何时,明明都是先考虑她的事情
一番に見てたはずなのに……
→都先注意到她的一举一动……
頭の中ではこのまま彼女はどうなってしまうんだろうと言う悲しい想像が浮かんでは消えた行った。
→这样下去的话她会变成什么样?脑中浮现出这般悲观的想法,想着想着那景象便渐渐隐去。

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