うん~やっぱり僕に袴は似合わない気がする。 | |
→嗯……我果然不太适合穿和服啊。 | |
大学の時の友達に挨拶してきたら、似合わないってバカにされたよ~ | |
→大学的时候穿成这样去和朋友打招呼,都说不合适,被当成了傻瓜似的。 | |
でも、君はとっても似合ってる。 | |
→但是,很适合你哦。 | |
だから、僕が言ったとおりだったろう? | |
→看吧,就和我说的一样吧 | |
君には白無垢が似合うって。 | |
→还是白无垢适合你。 | |
もっとよく見せて~ | |
→再让我好好看看 | |
とっても綺麗だ! | |
→非常漂亮哦! | |
早く皆に見せたいなぁ~ | |
→真想早点让大家都看到啊! | |
僕はこんなにも綺麗な人と結婚するって。 | |
→告诉大家,我要和这么漂亮的人结婚! | |
僕が、これから君を一生守るよ。 | |
→我,今后会守护你一生的。 | |
時には君を泣かせることもあるかもしれない… | |
→也许偶尔会让你哭泣。 | |
でも、もう絶対に君を離したりしない! | |
→但是,绝对不会再离开你。 | |
僕が愛するのは、これから先も君だけ。 | |
→我爱的人,从今以后,只会是你。 | |
君は僕の友達、だけど恋人でもある… | |
→你是我的朋友,也是我的恋人。 | |
そして今日からは、僕の大事な奥さんでもあるんだよ。 | |
→而且,从今天开始还会是我最重要的妻子。 | |
また一緒に写真撮ろう? | |
→什么时候再一起拍照吧 | |
卒業式の時と同じお姫様抱っこでね~ | |
→就和毕业典礼的时候一样,公主抱。 | |
その写真は僕たちの新しい家に飾ろう~ | |
→把那张照片装饰在我们的新家吧。 | |
何だか僕が緊張してきたかも… | |
→不知道为什么,我好像变得紧张了。 | |
これ以上緊張しないように、お呪いのキスしてもいい? | |
→为了让我不再更紧张,来个安慰的吻可以吗? | |
<キス> | |
→(KISS) | |
お願いがあるんだけど… | |
→有件事要拜托你。 | |
帰ったら朝まで君をずっと抱きしめていてもいい? | |
→回去之后我要一直抱着你直到早上可以吗? | |
いやだなんていう理由ないよね~ | |
→没有说讨厌的理由吧。 | |
そんな顔しないでよ~ | |
→不要摆出那样的表情。 | |
早く夜になればいいのにって思うだろう? | |
→一定是在想早点到晚上就好了,是吧? | |
あっ、誰かが呼んでる。 | |
→啊,谁在叫我了。 | |
もう始まるみたいだ。 | |
→好像已经开始了。 | |
じゃあ、そろそろ行こうか~ | |
→那么,差不多出发吧。 | |
『真薦刈る大野川原の水隠りに恋ひ来し妹が紐解くわれは』 | |
→『刈菰大野[地名]河滩,水中埋;暗恋阿妹来,我将衣纽解。』 | |
ずっと愛してきた君をいま僕は抱きしめる。 | |
→我一直爱着的你,现在就在我的怀里。 | |
もう君は僕だけのもの。 | |
→现在,你只属于我。 | |
君を愛している。 | |
→我爱你…… | |
永遠に。 | |
→永远…… |
2004年9月16日星期四
万叶恋歌-藤之章20
万叶恋歌-藤之章19
遅かったね。 | |
→好慢啊! | |
何処で寄り道してたの | |
→去哪里逛了吗? | |
この僕を置いて? | |
→把我扔在这里。 | |
大変だったんだよ~ | |
→我很可怜啊! | |
この間の書道展が好評だったらしくて、新聞とかテレビに顔を出ちゃったから。 | |
→这次的书法展好像很受好评的样子,因为在报纸和电视上都报道了。 | |
君を待っている間、何度声をかけられたことかぁ。 | |
→在等你的时候,很多人都和我打招呼呢! | |
ごめんって? | |
→抱歉? | |
そんな言葉じゃ許せないよ~ | |
→只这么一句话我是不会原谅你的。 | |
今日は返さないから。 | |
→今天不会让你回家的 | |
覚悟しておいて。 | |
→你觉悟吧。 | |
ん? | |
→嗯? | |
もうしかして、あれを見てたの? | |
→难道说你见的是那个? | |
ショーウインドーに飾ってあるウェディングドレス~ | |
→装饰在橱窗里的婚纱。 | |
やっぱり女の子なんだね~ | |
→果然是女孩子啊! | |
君のウェディングドレス姿、きっと可愛いだろうな~ | |
→你穿婚纱的样子,一定很漂亮。 | |
でも、僕は白無垢のほうが君には似合うと思うけど。 | |
→不过我觉得白无垢[和式的结婚礼服,全白的和服]最适合你了。 | |
そうすると僕が袴着るの? | |
→那样的话,我穿和服怎么样? | |
ん~~僕はタキシードのほうが好きなんだけどなぁ~ | |
→嗯~~~我更喜欢简单的礼服。 | |
えへ? | |
→哎? | |
どっちでもいいじゃんって? | |
→无论哪一种都好? | |
そうだ、いいこと思いついた! | |
→对了,我想到了个好办法 | |
両方着ればいいと思わない? | |
→两种都穿一下不就好了,你不这样认为吗? | |
そしたらお互いに似合うものが着れるよ! | |
→这样的话,各自合适的衣服就都能穿了。 | |
で?いつ結婚したい? | |
→这样的话,想要什么时候结婚呢? | |
明日?明後日?来週? | |
→明天?后天?下周? | |
早く君を僕だけのものにしたい~ | |
→想要你快点成为只属于的人啊…… | |
指輪買わないとね~ | |
→戒指不买不行了啊 | |
君のこの指に似合う可愛いものを… | |
→适合你这手指的漂亮的戒指…… | |
その時、ちゃんとプロポーズする。 | |
→到那时候我一定好好的向你求婚。 | |
君のご両親にも挨拶しに行かないとね~ | |
→不去拜访你的父母也不行啊! | |
なんか周りに人集まってきてるよね? | |
→不觉得周围的人越来越多了吗? | |
まあ、僕が有名だから仕方ないかぁ~ | |
→嘛……我很有名啊,没办法啊! | |
僕の手、離さないでね。 | |
→我的手,不要放开哦。 | |
ほら、走ろう! | |
→好了,快跑! | |
『日並べば人知りぬべし今日の日は千歳の如くありこせぬかも』 | |
→『连日相见,久必人知;但愿今日会,一日长可千年抵。』 | |
毎日会ってたら、噂になる。 | |
→每天见面,都成绯闻了。 | |
でも、こんな今日があと千年ぐらい続けばいい… | |
→但是,像今天这样的日子要是能够从今延续千年就好了。 | |
君と一緒に過ごすこの日々が。 | |
→和你一起度过的,这样的每一天…… | |
もう絶対にこの手を離さない。 | |
→我绝对不会再放开这只手。 | |
このまま何処までも君と一緒に歩いていこう。 | |
→就这样,无论去哪里,都要和你一起走。 |
万叶恋歌-藤之章18
いよいよ書道展の日がやってきた。 | |
→终于书法展的日子这就到了。 | |
忙しく挨拶周りをしていると、時間がどんどんと過ぎていく。 | |
→忙着和周围的人打招呼,时间很快就过去了。 | |
しかし… | |
→然而 | |
彼女の姿は、一向に見えない。 | |
→却一直没有见到她的身影。 | |
その時、駆け足で一人の女性が飛び込んできた。 | |
→就在那时,一位女子匆匆忙忙的出现了。 | |
彼女が顔を上げると、目が合った。 | |
→她抬起头,和我的视线相遇了。 | |
その人は… | |
→那个人啊 | |
僕がずっと会いたかった人だった。 | |
→就是我一直想要见到的人啊。 | |
遅かったね。 | |
→好慢啊! | |
来てくれないかと思ってた。 | |
→我还以为你不会来了呢。 | |
僕は君にひどいことをしてしまったから… | |
→我还以为你出了什么事了呢。 | |
ん?この書? | |
→嗯?这幅字? | |
そう、僕たちが出会った時君が見ていたものと同じ字だよ。 | |
→对,我们初次见面时你看的是同样的字哦。 | |
その顔はやっぱり僕が書いたって信じてなかったんだね? | |
→看你的表情,果然不相信这是我写的字! | |
ふう、別に怒ってないけど。 | |
→不,没什么,我没有生气。 | |
伝えたいことがあるんだ。 | |
→我有事情想要告诉你。 | |
僕の本当の気持ちを聞いてほしい。 | |
→我想要告诉你我真实的心情。 | |
無理にキスしてごめん… | |
→强吻了你,很抱歉 | |
それは心の底から反省してる。 | |
→那是内心里真实的反映。 | |
僕はいままで本気で誰かを好きになったことがなかった… | |
→迄今为止,我还没有如此真心的喜欢过谁。 | |
一人の人と向き合うのが怖くて… | |
→害怕和一个人相对 | |
ずっと逃げてきた。 | |
→一直在逃避。 | |
でも… | |
→但是 | |
君と出会って、はじめてありのままの自分でいたいと思った。 | |
→和你相遇,第一次想要做真实的自己。 | |
君を知るたびにどんどん好きになっていた。 | |
→渐渐的越来越了解你,也越来越喜欢你。 | |
最初は友達でもよかったはずなのに… | |
→明明一开始是想做朋友就好了的说…… | |
本当はね、二回目のキスをした時、僕はもう君に会えないと思ってた。 | |
→其实呢,第二次吻你的时候,我以为再也不能见到你了。 | |
君に友達でいようと言っておいて… | |
→因为对你说的是只要做朋友就好了 | |
友達以上のことをしてしまったから。 | |
→却做出了朋友之上的事情。 | |
でも… | |
→但是 | |
今日また会えて、嬉しいよ。 | |
→今天又见到你了,很开心。 | |
万代、この意味は永遠っていうんだ。 | |
→万代,意思是永远。 | |
僕の思いは前にも伝えたけど、改めて言わせてほしい。 | |
→虽然之前已经和你说过我的心意,但请允许我再说一次。 | |
この字に誓う。 | |
→我对这个字发誓 | |
愛してる。 | |
→我爱你! | |
僕が愛してるという言葉を捧げるのは、これから先も君だけだ。 | |
→我爱你这句话,从今以后我只对你说 | |
君が誰を好きでもいいよ。 | |
→无论你喜欢的是谁都好。 | |
僕は、君を好きになったことを後悔しない。 | |
→我,从来没有后悔过喜欢上你。 | |
こんなに幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとう。 | |
→给了我这样幸福的心情,谢谢你! | |
なんで泣いてるの? | |
→为什么哭了? | |
は…嬉しいって? | |
→开心得? | |
えっ、それって… | |
→诶?难道说 | |
ずっと好きだった人って… | |
→你所谓的一直喜欢的人 | |
まさか僕?! | |
→难道,是我? | |
どうしよう? | |
→怎么办 | |
そんなこと全然考えてなかった… | |
→这种事情从来都没想过。 | |
ずっとほかに好きな人がいると思って… | |
→一直以为你喜欢的是别人——那个 | |
ねえ、嬉しすぎて、いますぐ君にキスしたい! | |
→我实在是太开心了,想马上就亲你 | |
駄目かな? | |
→可以吗? | |
周りの人が見てるって? | |
→周围的人在看? | |
そんなの関係ないよ! | |
→那有什么关系。 | |
いま僕は君にキスしたいだけなんだから… | |
→现在我只想亲吻你啊! | |
<キス> | |
→(kiss) | |
愛してる。 | |
→我爱你! | |
何度でも言うよ。 | |
→不管多少次我都会说 | |
愛してる! | |
→我爱你! | |
<キス> | |
→(KISS) | |
『百年に老舌出でてよよむよもわれはいとはじ恋は益すとも』 | |
→『佝偻齿落舌露,纵白岁龙钟;不厌恶,情更笃。』 | |
このままずっと一緒にいよう。 | |
→就这样一直在一起 | |
どんなに時が流れても、僕は絶対に君を嫌いになったりしない。 | |
→任凭时光流逝,我都不会厌倦你 | |
ますます愛しくなるよ。 | |
→只会越来越爱你。 | |
遠回りして、ごめん。 | |
→绕了这么大的圈子,抱歉! | |
そして…ありがとう。 | |
→然后……谢谢! |
万叶恋歌-藤之章17
はぁ~もう飽きた! | |
→啊!已经腻了! | |
書道展の準備で散らかった部屋を見るのにうんざりした僕はベランダに立った。 | |
→看腻了为书法展做准备而弄乱的房间的我,站到了阳台上。 | |
夜風が気持ちいいなぁ~ | |
→夜风让人心旷神怡啊…… | |
ふう~タバコなんて、何年ぶりに吸ったんだろう? | |
→又开始吸多年不碰的烟了。 | |
はあ、月が出てる。 | |
→啊,月亮出来了。 | |
こんな都会の真ん中でも月は綺麗に見えるのか。 | |
→在这样的都市中心也能看见美丽的月亮吗? | |
そうだ! | |
→对啊! | |
これを添付して、送信…あっ | |
→附上这个,发送、啊! | |
思わず彼女にメールを送ってしまいそうになった。 | |
→毫不犹豫的想给她发短信。 | |
ただ月が綺麗だってことを伝えたいだけ。 | |
→只是想告诉她月亮很漂亮。 | |
でも… | |
→但是 | |
いまの僕はそれさえもできない。 | |
→现在的我连这都做不到。 | |
僕は書きかけのメールを消して、携帯電話をしまいこんだ。 | |
→我删除了写到一半的短信,关掉了手机。 | |
はぁ~会いたいなぁ。 | |
→啊……想见她啊…… | |
書道展に来たら素っ気無い態度でありがとうって言ってやる! | |
→如果她能来书法展的话,我就用冷淡的态度对她说谢谢 | |
驚かせるのも悪くないよな。 | |
→吓唬吓唬她也不坏啊。 | |
そう自分に強く言い聞かせる。 | |
→我尽力这样说服自己。 | |
そうすれば、また頑張れそうな気がするから。 | |
→这样的话,就有仍然在努力的感觉了。 | |
『百づ島足柄小船歩き多み目にこそ離るらめ心は思うへど』 | |
→『足柄山[地名],网套均无声息;正好与妹,共寝解衣。』 | |
忙しい日が続き、いまは君を遠くに感じる。 | |
→忙碌的日子还在继续,现在感觉你很远。 | |
でも、僕は僕なりに君のことを考えているんだ。 | |
→但是,我以我的方式想着关于你的事。 | |
僕はまだ長いタバコを灰皿に押し付けて、早々に部屋へと戻った。 | |
→我把还剩很长一截的烟掐灭,早早的回了屋。 |
万叶恋歌-藤之章16
僕がそんな大きなことを引き受けてしまってよろしいんですか? | |
→我承担下那么大的一件事,能行吗? | |
と聞くと、知人は微笑みながら小さい頃から貴方の字を見てきたが、成長した今の字も見たいと答えてくれた。 | |
→朋友听后笑着说,从小开始就看你写字,也想看看你现在长大之后的字啊。 | |
僕のことを小さい頃から知っている父の友人が書道展をやらないかというい話を持ちかけてきた。 | |
→我从小就认识的父亲的朋友来跟我商量问我要不要开书法展。 | |
場所は古美術の店が連なるエリアの一軒の画廊だった。 | |
→地点是旧美术馆那附近的一间画廊。 | |
本当に僕なんかでいいのかぁ? | |
→我真的能行吗? | |
簡単に引き受けちゃったけど… | |
→虽然就这么简单的承担下来了。 | |
まあ~でも、今更悩んでもしかたないかぁ~ | |
→嘛,但是现在再烦恼也没办法了。 | |
確かに話を聞いた時雑誌やテレビに《新進気鋭美形書道家の素顔に迫る》みたいな風に取り上げられたら面白いよなぁ~とは思ったけど… | |
→的确,在采访的时候,杂志和电台都以类似于新锐美型书法家的说法来报道,觉得这很有趣。 | |
あのキス以来、彼女からの連絡はない。 | |
→自从那个吻之后她没再和我联络。 | |
何度も連絡をしようとしたが… | |
→很次想去找她 | |
これ以上彼女に嫌われるのが怖くて、ずっとできないでいた。 | |
→又怕会更招她烦,一直都没有进展。 | |
でも、迷っていたら友達にも戻れない。 | |
→但是,一犹豫的话,连朋友也做不回了。 | |
僕は彼女の本当の気持ちが知りたいだけだ、嫌われていてもいい。 | |
→我只想知道她真实的心意。被讨厌也没关系。 | |
思い切って書道展への招待葉書を送ってみることにした。 | |
→于是下定决心给她寄了书法展的请柬。 | |
あえてメッセージはなにも書かずに。 | |
→也没有附加别的什么话。 | |
彼女のもとへ、ちゃんと届けてくれよ。 | |
→一定能到达她身边的。 | |
君とまた笑顔で笑い合える日が来ることを… | |
→为和你再一次相视而笑的那一天 | |
僕は待っている。 | |
→我一直等待着。 | |
その日が来るまで、僕は一文字一文字君への思いを込めて書き続けよう。 | |
→在那一天到来之前,我会一个字一个字,充满深情的为你继续写。 | |
出逢った時から今までのことをありったけの思いを込めて。 | |
→倾注从相遇到现在所有的情意。 | |
『雪こそは春日消ゆらめ心さへ消せ失せたれや言も通はぬ』 | |
→『雪,春日始融;难道心中已消失,音问也不通!』 | |
君は雪と一緒に僕を忘れてしまった? | |
→你和雪都把我忘记了。 | |
近頃連絡がないのが気になるよ。 | |
→最近都没有和我联络,很担心啊。 | |
早く家に帰って、書道展の準備しょっと。 | |
→赶快回家做书法展的准备吧。 | |
あと少し…だから… | |
→没剩多少时间啦…… |
万叶恋歌-藤之章15
久しぶりに休日ができたと思っていたら、書道教室の先生を頼まれた。 | |
→本以为是难得的休息日,但是教书法的老师却拜托了我帮忙。 | |
思い返せば、学生の時以来か、ここに来るのは。 | |
→想来,是自学生时代之后再次来到这里…… | |
どうですか? | |
→怎么了? | |
書けましたか? | |
→不会写吗? | |
う~ん、綺麗に書けていますね。 | |
→嗯嗯,写得很好嘛。 | |
へぇ? | |
→嘿? | |
先生の教え方がうまいから? | |
→因为老师教得好? | |
そんなことないですよ。 | |
→才不是呢。 | |
字は人の心を映す鏡。 | |
→‘字如其人’ | |
貴方の字が綺麗なのは、貴方の心の中を映しているからですよ。 | |
→你的字漂亮是因为反映出了你真实的内心。 | |
先生のアルバイトをいやだと思ったことはない。 | |
→我并不反感当老师的建议。 | |
教室に来る生徒の皆は僕のことを慕ってくれる。 | |
→来上课的学生们都跟着我 | |
それは書道家である父の威光かもしれない。 | |
→也许是鉴于我那书法家父亲的威信。 | |
でも…ここに来ると落ち着く。 | |
→但是,一来到这里我就会很安心。 | |
静かな住宅街の一角にあるこの教室の窓からは、小さな日本庭園が見える。 | |
→位于安静的住宅区的一角,从这个教室的窗户看出去是个小小的日式庭院。 | |
手を休めて、窓の外に目をやると、雪が降っている。 | |
→休息一下,瞥见窗外,下雪了。 | |
いつのまに降り出したのだろう? | |
→什么时候开始下的啊。 | |
ふわ~もう結構積もってるなぁ。 | |
→哇,已经积起来好多了呢。 | |
はぁ~息が白い。 | |
→哈,哈的气是白的呢。 | |
もうだいぶ前から降っていたのかもしれない。 | |
→大概是很早就下了。 | |
庭の草木はほとんど雪に覆われて白くなっている。 | |
→庭院里的草木几乎都被雪覆盖而变成了白色。 | |
彼女も今頃雪見てるかなぁ…なんて。 | |
→她现在也在看雪,吧…… | |
手の平を差し出すと、雪がふわりと落ちてくる。 | |
→伸出手掌,雪花降落下来。 | |
でもすぐに姿を変えて消えてしまう。 | |
→但立即就没了形状,消失不见。 | |
まるで…彼女みたいだ。 | |
→简直……和她一样啊。 | |
このまま雪が降り積もって、世界中を白く染め上げればいいのに。 | |
→要是雪花能一直这样堆积着,把全世界都染成白色就好了。 | |
何も見えなくなるくらい… | |
→染到什么都看不见的程度 | |
すべてを、白く…白く… | |
→一切都,变白……变白…… | |
そして、嫌なことを、忘れたいことを全部消してくれればいいのに。 | |
→然后,把讨厌的,想忘记的,全部都消除掉就好了。 | |
『吾が恋は現在もかなし草枕多胡の入野の奥もかなしも』 | |
→『我恋在而今,多心伤;即如多胡山坳远,远处也断肠。』 | |
僕は悲しい恋をしている。 | |
→我正经历着一场悲伤的恋情。 | |
きっと未来も、それは変わらない。 | |
→未来也一定是。那是不会变的。 | |
こんな弱気になるなんて、僕らしくないな… | |
→变得那么懦弱,真不像是我了。 |
万叶恋歌-藤之章14
大丈夫? | |
→没事吧? | |
道、こっちであってるよね。 | |
→是这条路没错吧? | |
飲みすぎた彼女を家まで送ることになってしまった。 | |
→最后还是发展到了要送喝醉了的她回家。 | |
普段はそんなに飲むタイプじゃないのに… | |
→明明就不是能喝那么多酒的那种人。 | |
鍵開けたよ。 | |
→开门了哦。 | |
電気どこ? | |
→电灯开关在哪儿? | |
ベッドは? | |
→床呢? | |
こっち? | |
→这里吗? | |
ドアの前においていてよかったのにって? | |
→只要把你放在门口就好了? | |
女の子を一人にしておけないよ。 | |
→怎么能将你一个女孩子这样放着不管呢? | |
まったく、君はかわいいんだから、もう少し自覚を持たなきゃだめだよ。 | |
→真是的!因为你长得很可爱,所以不多一点警觉可不行哦。 | |
もしあの場所に僕がいなかったらどうなってたかぁ… | |
→要是在那种场合,我没在的话,可不知道会发生什么事…… | |
もう眠いの? | |
→已经困了么? | |
しょうがないなぁ~ | |
→真拿你没办法啊! | |
眠るまで手握っててあげるよ。 | |
→在你睡着之前我会一直握着你的手的。 | |
君の手、暖かいね。 | |
→你的手好暖啊! | |
このままずっと傍にいるから、安心して。 | |
→我会一直这样呆在你身边,放心吧! | |
<キス> | |
→(kiss) | |
ごめん… | |
→抱歉! | |
空ろな彼女と目が合って、僕は一気に酔いが覚めた。 | |
→触到她朦胧的目光,我一下子从醉意中清醒过来。 | |
いくら彼女が酔っているからといって、またキスをしてしまった… | |
→趁她醉得这么厉害,居然再次吻了她 | |
しかも、それ以上をしようと… | |
→而且还想要做更多。 | |
はぁ、無防備すぎるんだよ! | |
→哈,你太没有防备了! | |
バカ…今日はもう帰る。 | |
→真笨啊……今天我该回去了 | |
ちゃんとあとで鍵閉めておきなよ。 | |
→之后要记得好好锁门哦。 | |
それと…ごめん。 | |
→还有…抱歉! | |
僕は、彼女の顔も見ずに足早に部屋から出て行った。 | |
→我没有再看她的脸,迅速从她的家里逃离。 | |
彼女の部屋のドアを閉めて、僕はその場に思わず座り込んだ。 | |
→关上他家的门之后我不由得瘫坐在了那里。 | |
何してんだろう、僕… | |
→在做什么啊……我这人! | |
『さ寝そめていくだもあらねば白たへの帯乞ふべしや恋も過ぎねば』 | |
→『才共寝,曾几时许;竟乞还衣带,恋思犹未息。』 | |
もっと君を抱きしめていたい。 | |
→我想再抱着你 | |
愛したい。 | |
→想再爱你。 | |
でも…君は僕の手の中から逃げていく。 | |
→但是,你还是从我手中溜走了。 | |
彼女を目の前にすると、理性が利かない。 | |
→在她面前的话,我就会理性全无。 | |
僕は一体どうしてしまったんだろう。 | |
→我究竟是怎么了? |
万叶恋歌-藤之章13
久しぶり~ | |
→好久不见 | |
元気だった? | |
→都还好吗? | |
今日は大学の同じサークルだった仲間との飲み会。 | |
→今天是和大学里曾在一个社团里的朋友们的酒会。 | |
久しぶりに会う仲間の顔を見ると、まるで学生の頃に帰ったような気がしてくる。 | |
→见到了久违的容颜,仿佛又回到了学生时代。 | |
半年前は同じ校内にいて、毎日遊んでいたのを不思議に思う。 | |
→想来,半年前还在一个学校里、每天一起玩,感觉很不可思议。 | |
最近遊んでるのかって? | |
→说什么最近又浪荡了吗? | |
フン、別に君たちには関係ないだろう~ | |
→哼,这跟你们没关系吧? | |
僕が日変わりで女の子と遊んでるとでも思ってた? | |
→你们认为我每天都跟不同的女孩子厮混吗? | |
でも、向こうから寄ってくるんだから、仕方ないだろう~ | |
→但那是对方主动上门的,没办法啊…… | |
何? | |
→什么? | |
大学時代仲のよかった女の子? | |
→大学时代关系很好的女孩子? | |
あは~彼女ね? | |
→啊哈,她呀…… | |
別に~皆が期待してるようなことはなにもないけど。 | |
→虽然没什么特别让大家期待的 | |
好きな人がいるらしいよ。 | |
→但好像有喜欢的人了。 | |
いまはその人と付き合ってるんじゃない。 | |
→现在还不正和那个人在交往吗? | |
僕は別に関係ないや~ | |
→与我又没什么关系。 | |
だって、僕のことを好きって言ってくれる女の子はたくさんいるからね。 | |
→因为,向我告白的女孩子可多了去了呢! | |
皆が一斉に笑う。 | |
→大家一齐大笑着 | |
お前は全然変わってないと。 | |
→说着你还是一点都没变啊。 | |
彼女は大学の時、教授に恋してたっけ? | |
→听说她和大学时代的教授恋爱了? | |
フフ~で? | |
→呵呵 | |
僕になんの関係があるの? | |
→那跟我有什么关系? | |
『現世には人言繁し来む生にも逢はむ我が背子今ならずとも』 | |
→『现世人言凶;阿哥,即或今生不成,来世也相逢。』 | |
人は噂好きな生き物だから、二人一緒に生まれ変わろう。 | |
→因为人是喜欢传闲话的生物,我们两个一起重新投胎吧 | |
噂話のない場所に二人で行こう。 | |
→去一个没有传言的地方。我们两个一起去吧。 | |
えへ? | |
→诶? | |
ここに彼女が来る? | |
→她来这了? | |
サークル違うのに、なんで? | |
→又不是一个社团的,为什么? | |
偶然かもしれないが、久しぶりに彼女と会える。 | |
→也许事出偶然,和久未见面的她又相见了。 | |
でも…あわせる顔がない。 | |
→但,却是无颜以对。 | |
僕は手に持っていたビールジョッキの中身を、一気に飲み干した。 | |
→我把手中的大扎啤酒一饮而尽。 |
万叶恋歌-藤之章12
月が見えない。 | |
→看不到月亮。 | |
あっ、今日は新月か。 | |
→啊,今天是新月。 | |
彼女と一緒に見た三日月はいつの間にかかけていってしまったらしい。 | |
→曾和她一起看的新月不知何时变了。 | |
月が見えない夜は、なんでこんなに暗いんだろう。 | |
→看不到月亮的晚上,为什么如此黑暗呢? | |
本気の恋…か? | |
→真心的……恋爱……吗? | |
自分がにっこりと笑えば、女の子たちはいくらでも近寄ってくる。 | |
→我只要微微一笑,女生们就会尽可能多的靠近过来。 | |
それだけ自分には魅力があることも知っている。 | |
→我知道自己拥有这点魅力。 | |
いままで好きと言われたことは数え切れないぐらいある。 | |
→至今为止,别人对我说过的喜欢数都数不清。 | |
僕は、いつもその駆け引きを楽しんできた。 | |
→我一直乐此不疲。 | |
でも… | |
→但是 | |
彼女だけは違った。 | |
→只有她是不同的。 | |
心の奥底が読めない。 | |
→我的内心深处是无法解读的。 | |
ほかの女の子たちなら喜ぶ言葉も… | |
→会使别的女孩子高兴的话语 | |
彼女だけには通用しない。 | |
→唯独在她身上行不通。 | |
だから… | |
→因此 | |
飾る必要も、駆け引きする必要もない。 | |
→伪饰啊手段啊,都没有必要了。 | |
ねぇ、君… | |
→那个……你 | |
僕と一緒にいる時、どんな気持ちだった? | |
→和我在一起时是怎样的感觉? | |
いまはもう、君以外の女の子なんて目に入らないよ。 | |
→现在我已经看不上除你之外的任何女孩子了…… | |
こんな思いをするなら、好きだなんて、さよならなんて言わなければよかった。 | |
→如果实施了这种想法,所谓的喜欢,所谓的再见,说出来就好了。 | |
『なかなかに黙もあらましを何すとか相見そめけむ遂げざらまくに』 | |
→『莫如沉默不言;料也不能遂心愿,为何又相见。』 | |
どうして二人は出会ってしまったのだろう。 | |
→为什么两个人会相遇? | |
ずっと友達でいようと誓ったはずなのに… | |
→明明发誓会一直做朋友的。 | |
いまここに君がいたらいいのに… | |
→如果现在你就在我这里 | |
奥の隣に座って一緒に月を探そうよ。 | |
→来我身边坐下,同我一起寻找月亮! |
万叶恋歌-藤之章11
僕の少し前を歩く彼女の後姿を静かに見つめる。 | |
→我静静的注视着走在我前面不远处的她的身影,被沉默吞噬。 | |
もう道に人影はない。 | |
→路上已经看不到什么人了。 | |
ふと彼女が振り返り、ここで大丈夫だからと言った。 | |
→突然,她回过头,说,送到这里就可以了。 | |
でも、君の家って、ここからもう少し距離あるよね。 | |
→但是,你家离这还有一段路吧。 | |
いいよ、送っていく。 | |
→好啦,我还是送你吧。 | |
大丈夫? | |
→可以了? | |
そっかぁ。じゃあ、ここで。 | |
→是么,那,就到这里吧。 | |
彼女は一言バイバイと呟くと、振り返らずに歩いていこうとする。 | |
→她轻声说了一句拜拜,就头也不回的要走。 | |
僕は、去ろうとする彼女の手をとっさに握った。 | |
→我在她将要离我而去的瞬间,猛的抓住了她的手。 | |
今日はありがとう。 | |
→今天真是谢谢了。 | |
あと…ごめん。 | |
→那个……抱歉。 | |
そのままお互いしばらく見詰め合った。 | |
→我们就这样对视了一阵。 | |
もう彼女に会ってはいけない。 | |
→再不能与她相见了。 | |
僕のしてしまったことは友達以上のことだ。 | |
→我所做的已经超出了朋友的范围。 | |
彼女を苦しめないように永遠にここでさよならを告げないといけない。 | |
→为了不让她为难,我必须在这里永远地对她说再见了。 | |
でも… | |
→但是 | |
最後に、僕は伝えることがある。 | |
→最后,我还有想说的话。 | |
さっきのキス… | |
→刚才的吻 | |
僕は、軽はずみな気持ちでしたわけじゃない。 | |
→并不是我轻率的举动。 | |
君が好きだ! | |
→我喜欢你! | |
いつも嘘ばかりの僕だけど… | |
→虽然我总是说谎 | |
この気持ちに偽りはない! | |
→但是这份感情不是假的…… | |
じゃあ。 | |
→再见。 | |
僕は、彼女から背を向けて歩き出した。 | |
→我转过身,迈开了步子。 | |
冗談だと笑ってもいい。 | |
→她把这当玩笑也好。 | |
いまの僕は周りからみたら惨めかもしれない。 | |
→现在的我,在旁人看来也许有点可怜。 | |
でも、遠回りして気づいた君への思いは… | |
→但是,自己好不容易才察觉到的、对她的这份爱慕之情 | |
嘘じゃない。 | |
→并不是谎言。 | |
いまなら分かる。 | |
→我现在才明白 | |
心から、君が好きだ。 | |
→我是发自内心的喜欢你。 | |
『今だにも目な乏しめそ相見ずて恋ひむ年月久しけまくに』 | |
→『今见君面,应让看个够;他日相恋不得见,谁知几年久。』 | |
今だけは見つめていたい。 | |
→唯有现在想注视着你。 | |
会えない月日は君の笑顔を思い出して過ごせるように。 | |
→见不到你的日子,就靠回忆你的笑容来度过。 | |
もう会うことがなくても… | |
→即使再不能相见 | |
僕はずっと友達でいたかった。 | |
→我也想一直做你的朋友。 | |
傍にいられるなら、友達でもよかったはずなのに… | |
→如果能在你身边,即使是做朋友也是好的。 |
万叶恋歌-藤之章10
彼女を家まで送るために、二人で夜道を歩く。 | |
→为了送她回家,两个人在夜路上行走。 | |
空には満天の星と美しい三日月が出ている。 | |
→满天的繁星,簇拥着美丽的新月。 | |
何気なく横を見ると、公園に大きな藤の木がある。 | |
→无意中向旁边望去,公园里有棵很大的紫藤树 | |
枝を横に伸ばし、まるで空を見上げているような大木。 | |
→树枝向外伸展、就像是在仰望天空的大树。 | |
その枝には美しい紫の藤の花が夜風に吹かれ揺れている。 | |
→在这枝头盛开的美丽的紫藤花,在晚风的吹拂下轻轻摇曳。 | |
せっかくだし、少し見ていかない? | |
→机会难得,我们赏赏花吧 | |
藤の花って、あんまり長い期間花を咲かせないから。 | |
→因为听说紫藤花的花期很短。 | |
あは、風強いなぁ~ | |
→啊,风好大啊 | |
また真剣に見てる。 | |
→你还是看得这么认真 | |
君は何でもじっと見る癖があるの? | |
→你不管对什么都有目不转晴看的习惯么? | |
ねぇ、藤の花の花言葉って知ってる? | |
→对了,你知道紫藤花的花语么? | |
そっかぁ~しらないか。 | |
→是么,不知道啊。 | |
それなら、教えてあげるよ。 | |
→这样的话,我来告诉你吧 | |
恋に酔う。 | |
→醉人的恋情。 | |
酔うってすごいよね~ | |
→醉人的这个词很厉害呢 | |
僕はいまお酒を飲みすぎて酔ってるけど。 | |
→我现在就因为酒喝太多了所以有点醉了。 | |
ああ、笑った? | |
→啊,你笑我? | |
笑った奴にはこうしてやる! | |
→对于笑的人就要这么做…… | |
抵抗しても無駄だよ~ | |
→反抗也是没用的哦。 | |
<キス> | |
→(kiss) | |
突然の行動に彼女は驚いたかもしれない。 | |
→对于我这突然间的举动,她或许感到吃惊。 | |
でも、僕の心はひどく落ち着いていた。 | |
→但是,我的心里却非常平静 | |
嵐がようやく通り過ぎた後のように。 | |
→就像暴风雨前的平静。 | |
彼女の顔を見た瞬間、自分のしたことの重さを知った… | |
→在看到她的脸的瞬间,我知道自己刚才做的事情有些过分 | |
とっさに出た言葉は… | |
→最先说出的话是 | |
あっ、ごめんごめん~ | |
→啊,对不起对不起 | |
僕、いま結構酔ってるし。 | |
→我现在已经喝得很醉了。 | |
ひどいことを言ってしまった。 | |
→我说了很过分的话。 | |
彼女だけにはこんなことを言うつもりなかったのに… | |
→明明只有对她,我从来都没有想过会说这样的话…… | |
君の髪についた花びらを取ってあげようとしたら、顔を近づきすぎたんだ。 | |
→我本来想把你头发上的花瓣拿掉,不小心脸凑得太近了。 | |
僕よくやっちゃうんだよね~ | |
→我经常会这样子呢 | |
それでなぜか好きでもないのに付き合うことになっちゃったり。 | |
→然后,也没有什么喜欢不喜欢的,就交往了起来。 | |
このことは忘れて。 | |
→忘了这件事吧。 | |
君の好きな人にも悪いし。 | |
→对你喜欢的人也不好…… | |
帰ろう。 | |
→回家吧。 | |
『紫草のにほへる妹をにくくあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも』 | |
→『妹妍如紫茜,焉能憎厌;况知已是人妻,尤使我生恋。』 | |
美しい君を憎かったら、ほかに思い人がいる君を愛したりはしない。 | |
→如果我会讨厌如此美丽的你,那是因为我不能去爱已经心有所属的你。 | |
僕は… | |
→我…… | |
君の好きな人が羨ましくてたまらない。 | |
→对你喜欢的人,真是羡慕的不得了。 |
万叶恋歌-藤之章09
久しぶり、会いたかったよ! | |
→好久不见,真想你啊。 | |
とりあえず座ってよ。 | |
→总之先坐下吧 | |
いろいろ話聞きたい。 | |
→我还有很多话想说。 | |
ワイン飲む? | |
→喝红酒么? | |
それとも、別のものがいい? | |
→还是要点其他的? | |
料理を待つ間、他愛もない会話を交わす。 | |
→在等待上菜的时间进行着笨拙的交谈。 | |
ふと、髪の毛を掻き揚げた彼女の耳元で光るピアスが見えた。 | |
→无意中,看到了她耳根的耳环 | |
誰からのプレゼントだろう。 | |
→是谁送给她的礼物吧 | |
そんな些細なことさえも気になってしまう。 | |
→我连那么细小的地方都很在意。 | |
仕事どう?順調? | |
→工作怎样,顺利么? | |
そっかぁ~大きな企画を任されたんだ?よかったね。 | |
→是嘛,被委任了相当大的企划啊,真是太好了。 | |
でも、君は誰よりも頑張り屋さんだから、ほどほどに。 | |
→不过,因为你是个比谁都要努力的人,工作要适度 | |
自分の体調とか考えてあげなきゃ駄目だよ。 | |
→不注意自己的身体可不行。 | |
倒れても僕はすぐに迎えに行けないから。 | |
→你若是倒下的话,我可不能立刻跑去接你。 | |
彼女が笑うたびに、僕は言ってしまいそうになる。 | |
→她每次微笑的时候,我都差一点要把这句话说出来 | |
君のことが好きだ。 | |
→我喜欢你。 | |
でも… | |
→但是 | |
いま好きと言っても、ほかに好きな人がいる彼女を苦しめるだけ… | |
→即使我现在说喜欢她,对于已经有了喜欢的人的她来说,只会感到为难吧。 | |
それに、彼女はきっと僕を信じない。 | |
→而且,她也一定不会相信我 | |
友達から僕のよくない噂を聞いているかもしれない。 | |
→她或许从朋友那里知道了一些关于我的不太好的传言。 | |
だから、どんなに愛してると言っても、ほかの人にも同じこと言ってるんでしょ?と言われてしまうだろう。 | |
→所以,不管我说有多么的爱她,她也一定会说你对其他人也说过同样的话吧。 | |
君の笑顔が好きだ。 | |
→喜欢你的笑容 | |
その目も、その唇も、その手も… | |
→还有你的眼睛、你的嘴唇、你的手。 | |
全部いますぐ抱きしめたい! | |
→你的全部,我都想现在就紧紧的抱住。 | |
こんな気持ちは初めてだ。 | |
→还是第一次有这种心情 | |
これが…恋か? | |
→这就是,恋爱么? | |
夜景、綺麗でしょ? | |
→夜景很漂亮吧 | |
この景色を君に見せたかったんだ。 | |
→我就是想让你看看这儿的景色。 | |
喜んでもらえたなら誘った甲斐があったかな~ | |
→你喜欢的话,那么邀你过来就值了。 | |
今日はありがとう。 | |
→今天谢谢你 | |
楽しかった。 | |
→我很开心 | |
またこうやって二人で会おう? | |
→下次再这样两个人见面吧。 | |
年をとって、お互いがどんな環境に置かれてもいやなんて言わないよね。 | |
→即使岁月流逝,两个人所在的环境不同,都不能说不好呢 | |
だって、僕と君は友達…なんだから。 | |
→因为我和你是…朋友,嘛。 | |
君はどんどん綺麗になっていく。 | |
→你越来越漂亮了 | |
まるで僕の知らない人のように。 | |
→简直就像成了我不认识的人。 | |
こうやって君を綺麗にしているのは誰? | |
→让你变得这么漂亮的,是谁? | |
僕は怖くて、最後まで聞けなかった。 | |
→我很害怕,直到最后也没能问出口。 | |
『天なるや月日の如くわが思へる君が日にけに老ゆらく惜しも』 | |
→『我思君,如天上月日;君却日日老矣,令人惋惜。』 | |
僕の愛は永遠だけど… | |
→我对你的爱是永远的 | |
月日の流れで君の姿が変わっていくのは悲しい。 | |
→但随着时间流逝,你倩影的变化,让我感到悲伤。 | |
ねぇ、僕を忘れないで。 | |
→呐……请不要忘记我 | |
永遠に… | |
→永远…… | |
どんなことがあっても… | |
→不管发生什么事…… |
万叶恋歌-藤之章08
もしもし?僕。いま大丈夫? | |
→喂,是我,现在说话方便吧? | |
久しぶり。もう一ヶ月ぐらい経つかなぁ~ | |
→好久不见,已经有一个月了吧。 | |
全然連絡なかったから、思い切って連絡して見た。 | |
→因为你完全没有联系我,所以我就决定试着联系你。 | |
僕?すこし疲れてたけど。 | |
→我么?稍微有点累 | |
君の声聞いたら元気が出たよ。 | |
→不过听到你的声音后就又有精神了。 | |
ずっと待ってたんだよ、君からの連絡。 | |
→我一直在等你,等你联系我。 | |
仕事が忙しくてかける暇がなかった? | |
→工作太忙所以没时间打电话给我? | |
へぇ~ | |
→嘿? | |
僕は君にとってそんな存在なんだ? | |
→我对你来说就是这样的存在啊 | |
せっかく携帯の番号を教えてあげたのに、悪い子だね。 | |
→亏我还特意把手机号码告诉你了,真不乖。 | |
じゃあ、罰として、今週末二人っきりでご飯食べに行かない? | |
→那么,作为惩罚,这个周末我们两个去吃个饭吧 | |
いいところ知ってるんだ。 | |
→我知道一个好地方。 | |
断ったりなんてしないよね。 | |
→不可以拒绝啊 | |
断ったら、お仕置きだよ~ | |
→拒绝的话,也要押着你过去。 | |
詳しい待ち合わせ場所と時間は後でメールするよ。 | |
→详细的见面地点和时间等一会儿发信息给你哦。 | |
あっ、まだ切らないで! | |
→啊,先不要挂 | |
一つ聞いてもいいかなぁ? | |
→我还有个问题想问 | |
いま、好きな人とか、付き合ってる人…いる? | |
→现在你有喜欢或者正在交往的人么? | |
好きな人が、いる… | |
→有喜欢的人……嘿? | |
へぇ~どんな人? | |
→是什么样的人? | |
え? | |
→诶? | |
言い辛いって? | |
→这很难说? | |
フン~そっかぁ。 | |
→嗯,这样啊 | |
次に会ったときに教えてね。 | |
→那下次见面的时候告诉我吧。 | |
うん。じゃあ、また。 | |
→嗯,那么回头见。 | |
はぁ… | |
→唉…… | |
電話が切れると同時に僕は深いため息をついた。 | |
→挂断电话的同时,我深深的叹了口气。 | |
彼女に好きな人がいる。 | |
→她有喜欢的人了 | |
でも… | |
→但 | |
それは彼女を責められることではない。 | |
→这并不能怪她什么。 | |
いつか彼女も誰かと付き合い、結婚をして、暖かい家庭を築いていく。 | |
→总有一天,她会和什么人交往、结婚、建立起一个温暖的家庭 | |
でも、僕は、友達だ。 | |
→而我只是朋友。 | |
恋愛に対して本気になれない。 | |
→对于恋爱,我无法认真起来 | |
いまの僕では彼女と付き合う資格すらもない。 | |
→像现在这样的我,连和她交往的资格都没有。 | |
僕は彼女を自分だけの物にしたい。 | |
→我希望她变成只属于我的 | |
大切にしたい。 | |
→希望能珍惜她。 | |
世界で一番誰よりも…彼女が好きだ! | |
→我要成为在这世界上最喜欢她的人,比任何人都喜欢。 | |
でも…この気持ちに気づいたと同時に…僕は、失恋をした。 | |
→但是,在认识到这份感情的同时,我就失恋了。 | |
『今更に何をか思はむうちなびきこころは君に寄りにしものを』 | |
→『如今,尚有何心事;一颗柔心,满腔温存,已尽许君。』 | |
この胸の奥底にあった気持ち、もう見てみぬフリはやめよう。 | |
→这份埋藏在心底的感情,已经不能假装视而不见了。 | |
この心は…最初から君だけのもの。 | |
→这颗心,从最初的开始,就是只属于你的。 | |
初恋は叶わない。 | |
→初恋总是无法成功的 | |
誰かが言ったその言葉を、僕は頭の中で何度も思い出していた。 | |
→不知道谁说的这句话,在我的脑海中不断的浮现出来。 |
万叶恋歌-藤之章07
ただいま~ | |
→我回来了。 | |
はぁ、疲れた~ | |
→啊……好累。 | |
眩しい… | |
→好刺眼 | |
朝の太陽って、こんなに眩しいものだったっけ? | |
→早晨的太阳,是这么刺眼的东西么? | |
学生の頃はよく朝起きられてたなぁ~ | |
→上学的时候,经常是早晨起床的啊。 | |
卒業してもう何週間経ったんだろう。 | |
→毕业以来已经过去好几个星期了。 | |
学生の時とは違う生活のリズムに正直僕は疲れきっていた。 | |
→和学生时期完全不同的作息时间,说实话,已经让我开始感到有点累了。 | |
毎日忙しく時間に追われ、気づくと仕事場に徹夜で籠もっていることもある。 | |
→每天都赶时间忙于工作,偶尔反应过来时,已经在单位待了一整夜了。 | |
窓際に置かれた写真たて、そこには卒業式に撮った二人の写真が飾られている。 | |
→窗前相框里的照片,是我们两人毕业时的合照 | |
色褪せることなく、いまでもあの日の美しい桜を映し出している。 | |
→丝毫没有褪色,到现在仍然呈现出那天美丽的樱花; | |
桜の花が映ってる。もうどれくらい会ってないっけ? | |
→而在樱花映照下的我们,已经多久没有见面了呢? | |
会いたいなぁ~ | |
→好想见你 | |
話したいことたくさんあるよ。 | |
→有好多话想对你说。 | |
でも、それは友達として、恋とか愛ではなく… | |
→不过,我们之间只是朋友,并没有爱…… | |
ただ友人として彼女が心配なだけ。 | |
→我只是作为朋友担心她而已。 | |
本当の恋なんて、面倒だ。 | |
→真正的恋爱,会很麻烦的。 | |
好きと言ってくれる女の子はたくさんいる。 | |
→说喜欢我的女孩有很多 | |
それなりにデートして、楽しく過ごして… | |
→我和她们约会,快乐的度日。 | |
向こうが分かれようって言ったら、分かれる。 | |
→对方如果说要分手,那么就分手。 | |
その繰り返し。 | |
→就这样周而复始 | |
寂しくもなかったし、悲しくもなかった。 | |
→既不会觉得寂寞,也不会觉得悲伤。 | |
恋愛なんて、遊びのようなものだと思っていたから。 | |
→觉得恋爱就像游戏一样。 | |
でも… | |
→但是 | |
いまは会いたい人がいる。 | |
→现在的我有了想见的人。 | |
会ったら真っ先に抱きしめたい。 | |
→见到之后首先就要紧紧抱住她 | |
彼女の笑顔を見たい。 | |
→想要看她的笑容 | |
もしこの思いに名前を付けるとしたら… | |
→如果对这种感情起一个名字的话 | |
これが、恋なのか? | |
→这就是恋爱么? | |
早く寝よう。 | |
→还是快点睡吧 | |
少し寝たらまた出勤だ。 | |
→稍微睡一会儿就又要去上班了。 | |
『験なき恋をもするか夕されば人の手まきて寝らむ児ゆゑに』 | |
→『难道空自恋;到黄昏,枕人手臂,妹却伴人眠。』 | |
夜が来れば、彼女は僕以外の誰かに抱かれて眠るのだろうか。 | |
→夜晚来临的时候,她或许被我之外的什么人抱着睡觉吧。 | |
こんなに僕は思っているのに… | |
→虽然我是这么的思念着她…… | |
もし、彼女への思いが本物ならば… | |
→如果,对她的思念是真实的话 | |
これはきっと、初恋だろう。 | |
→这一定是我的初恋。 |
万叶恋歌-藤之章06
頭上を掠める桜の花びら、ひらりひらりと舞い降りては地面をピンク色に染めていく。 | |
→樱花的花瓣从头上轻盈掠过,飘洒到地面染成粉红一片。 | |
とうとう卒業式の日になってしまった。 | |
→终于到了毕业典礼的那天 | |
僕の手にもしっかりと卒業証書が握ぎられている。 | |
→我也手握着毕业证书。 | |
今日で最後… | |
→今天是最后的机会了 | |
お別れを言わないと… | |
→如果不说清楚的话…… | |
ねぇ、友達とのお別れが済んだ? | |
→那个……你和朋友都告别好了吧 | |
次は僕と話さない? | |
→接下来能不能和我聊聊? | |
よかった。すこし歩こうか? | |
→太好了,一起走走吧。 | |
桜、綺麗だね~ | |
→樱花,真漂亮呢 | |
まるで今日という日を祝ってるみたい。 | |
→简直就像是为了庆祝今天这个日子一样。 | |
ああ~ | |
→啊啊~ | |
卒業までに君と付き合いたかったな。 | |
→直到毕业,都在和你交往呢。 | |
フフ、冗談だよ。 | |
→呵呵~开玩笑的。 | |
ねぇ、一緒に桜の木の下で写真取ろうよ。 | |
→那个,一起去樱花树下面拍照吧。 | |
恥ずかしい? | |
→不好意思? | |
じゃあ、こうしたらもっと恥ずかしい? | |
→那么,我这么做的话就更不好意思了吧? | |
ほら、あっち。友達がカメラで撮ってくれるから。 | |
→看那边,朋友把照相机都已经拿好了。 | |
お姫様抱っこが怖い? | |
→害怕公主抱? | |
大丈夫大丈夫~僕がちゃんと抱きしめるから。 | |
→没事的没事的,我会好好的抱着的。 | |
はい、笑って。 | |
→好了,笑一笑。 | |
卒業しても君に会いたいな~ | |
→就算是毕业了也想和你见面。 | |
いまよりももっと大人になって考え方も変わって… | |
→即使比现在更加成熟,思考的方式也会变 | |
それでも友達でいたい。 | |
→我仍然想和你做朋友。 | |
友達。 | |
→朋友 | |
その言葉が僕の心の奥に引っかかった。 | |
→这个词语,让我担心。 | |
少し恥ずかしそうに頷く彼女を見ると、また胸が痛くなった。 | |
→看着她微微害羞着同意的样子,又有些心痛了。 | |
『浅茅原小野に標結ふ空言も逢はむと聞こせ恋の慰に』 | |
→『浅茅小草原,结茅标;纵然空说即相会,我恋亦可消。』 | |
僕にまた会いたいと言って。 | |
→请对我说还想再见到我 | |
嘘でもいいから。 | |
→就算是说谎也好。 | |
その言葉を聴くだけで、幸せな気持ちになれる気がする。 | |
→我只要听到这句话,就会感到有幸福的心情。 | |
これは…恋じゃない。 | |
→这不是恋爱。 | |
本気の恋をしたことのない僕に、君は眩しすぎる。 | |
→对于不了解真正的恋爱是什么的我来说,你太过耀眼。 |
万叶恋歌-藤之章05
はあ~また図書館にいる! | |
→哈~你又在图书馆。 | |
こうやって彼女を図書館で見つけていろいろな話をする。 | |
→就这样,我到图书馆找她,然后说很多话 | |
それが僕の日課となりつつある。 | |
→好像成了我每天的必修课。 | |
でも、それもあと少し… | |
→不过没过多久 | |
校内では卒業制作の追い込みをしている人を見かける。 | |
→就能看见校园里都是在紧张的准备着毕业设计的学生们了。 | |
今日はお願いがあるんだけど… | |
→今天有件事想拜托你。 | |
大丈夫、変なことじゃないから。ね? | |
→没关系,不是什么奇怪的事情,好么? | |
お~ね~が~い。 | |
→拜~托~你~了! | |
えへ?いいの?ありがとう~ | |
→诶?可以?谢谢你了! | |
僕が手取り足取り教えてあげるから、資料集め手伝ってほしい。 | |
→我会手把手教你的,想要拜托你帮我收集资料。 | |
あれ? | |
→哎呀? | |
なにも言ってくれないの? | |
→你怎么什么都不说? | |
そんな顔で見つめないでよ~ | |
→别用这样的表情盯着我看哟 | |
そんな顔しても可愛いって思うだけだよ。 | |
→就算是这样的表情,我也只会觉得可爱哦。 | |
実は僕、書道教室の先生のアルバイトしてるんだ。 | |
→其实我在书道培训班做兼职老师。 | |
意外でしょ? | |
→意外吧? | |
ほぼ毎日授業があるから、学校の勉強をする暇はない。 | |
→因为差不多每天都有课,所以根本没有时间学习 | |
遊びにも深夜しか行かないし。 | |
→连出去玩都只能在深夜。 | |
単位を取るために、いままで必死で頑張ってきたけど、最後の課題の資料がどうしても見つからないんだ。 | |
→虽然为了拿到学分一直努力到现在,但最后一个题目的资料我怎么也找不到。 | |
君なら、図書館詳しいでしょう? | |
→如果是你的话,对图书馆很熟不是么? | |
だから、ねぇ~ | |
→所以呢…… | |
お願い~ | |
→拜托了! | |
一応自分で集めた資料だけノートに書き出して見たんだけど… | |
→我暂时把自己找到的资料记在了笔记上 | |
どうかな? | |
→你看看怎么样? | |
ん?字が綺麗だって? | |
→嗯?字很漂亮? | |
それしか取柄ないからさ。 | |
→光靠这个可拿不到学分啊。 | |
僕の家ね、父親が書道の先生なんだ。 | |
→我家里呢,因为父亲是书法老师 | |
だから小さい頃から厳しくしつけられてきた。 | |
→所以对我的教育从小就很严格。 | |
特に、字は人の心を映す鏡だって言われてきたから。 | |
→特别是,‘字如其人’。 | |
って、こんな話、聞いてもつまらないだろ? | |
→嘿,这种话,听上去很无聊吧? | |
こんなことを手伝わせてごめんね。ありがとう。 | |
→让你帮我做这种事情,很过意不去呢,谢谢你。 | |
ねぇ、手伝ってくれたご褒美はなにがいい? | |
→对了,用什么作为你帮助我的答谢好呢? | |
『いで如何にここだはなはだ利心の失せなむまでに思ふ恋ゆゑ』 | |
→『相思如许失心神;若问何以故,只在恋得深。』 | |
彼女のことを考えすぎて、自分が分からなくなる。 | |
→太过于考虑她的事情,我变得开始不了解自己起来 | |
僕の気持ちはいつ君に届くのだろうか。 | |
→我的心情什么时候才能够传达到你那里? | |
君にだけは僕の素直な気持ちを話せる。 | |
→只会对你说我最坦率的感情 | |
ほかの誰にも言えないことも… | |
→对其他任何人都不能说的…… | |
友達以上の気持ちが積っていく。 | |
→超越朋友的感情在不断的积累。 | |
卒業式なんか来なければいいのに。 | |
→毕业典礼要是不会来就好了 | |
まだ君に話せていないことがたくさんある。 | |
→因为想对你说的话还有很多很多…… |
万叶恋歌-藤之章04
寒いなぁ~ | |
→真冷啊 | |
今宵冷えるだろうなぁ~ | |
→今晚降温了吧。 | |
それにしても、暇だ。 | |
→尽管如此,闲来无事 | |
図書館で万葉集の資料でも探すか。 | |
→去图书馆查查万叶集的资料吧。 | |
僕は遊びに行くまでの時間を潰すために、校内をふらふらとしていた。 | |
→我为了打发出去玩之前的时间,在校内闲逛着。 | |
図書館来るのは久しぶりだなぁ~ | |
→真是好久没有来图书馆了。 | |
あれ? | |
→啊嘞? | |
あの横顔は… | |
→那个侧脸是…… | |
姫、お迎えにあがりました。 | |
→公主,我来迎接你了。 | |
って、冗談だよ。 | |
→哈,开玩笑的啦。 | |
いつも講義が終わると、すぐどっかに行っちゃうと思ったら、ここにいたんだね。 | |
→每次下课后,你都立刻要去哪里的样子,原来是来这儿了。 | |
あっ、ごめん~読書の邪魔しちゃった? | |
→啊,对不起,打扰你读书了? | |
少し隣に座っていい? | |
→在旁边稍微坐一会儿可以么? | |
大丈夫、静かにしているから。 | |
→没关系的,我会很安静的。 | |
ん?僕? | |
→嗯?我么? | |
時間潰しに来たんだよ。 | |
→我来打发时间的。 | |
じゃなきゃ、僕がこんなとこに来るわけないじゃん。 | |
→如果不是这样的话,我是不会来这种地方的。 | |
外寒くて、避難ついでに~ | |
→外面很冷,我来避难的。 | |
それに、遊びにいく約束もあるし。 | |
→之后,我和别人约好要去玩。 | |
本を読んでる君の姿が見えたから、思わず声かけちゃった。 | |
→看到你看书的样子,忍不住就和你打招呼了。 | |
夢中で読書してる姿、綺麗だなぁって。 | |
→我觉得你专心看书的样子真美。 | |
嘘じゃないよ。 | |
→我可没有说谎 | |
君の横顔、とっても綺麗! | |
→你的侧脸,非常漂亮! | |
窓際のこの席いいねぇ~ | |
→靠窗的这个位子真不错呢 | |
外の景色がよく見える。 | |
→能很好的看到外面的风景。 | |
あ~何だか眠くなってきた。 | |
→啊~~怎么觉得有点想睡觉了。 | |
ん?寝てでもいいよって? | |
→嗯?你说就算睡觉也没关系? | |
じゃあ、すこしだけ。 | |
→那我就稍微睡一会儿。 | |
ねぇ、手、握ってでもいい? | |
→那个,我可以握着你的手么? | |
片手があれば、本読めるでしょ? | |
→就算只用一只手,还是可以看书的吧? | |
フフ~君の手、暖かい。 | |
→呵呵,你的手,很温暖 | |
緊張してるの? | |
→你在紧张么? | |
でも大丈夫~何もしないから。 | |
→不过没必要的,因为我不会做什么的。 | |
おやすみ~ | |
→晚安。 | |
外はまだ北風が吹いている。 | |
→外面还刮着北风 | |
でも、手から伝わる彼女の体温は心地よかった。 | |
→但是,通过手传来的她的体温,让人心情愉悦。 | |
『吾妹子に恋ひてすべなみ夢見むとわれは思へど寝ねらえなくに』 | |
→『与妹恋,欲见苦无缘;心求梦中会,辗转不成眠。』 | |
僕は彼女に恋いをしてしまった。 | |
→我喜欢上了她 | |
夢の中でいいから、彼女に会いたい。 | |
→甚至在梦里,也想见她。 | |
でも、彼女を思うと眠れない。 | |
→然而对她的思念,又让我睡不着了。 | |
僕が眠りから覚めても、彼女は変わらず隣で読書をしていた。 | |
→当我从睡梦中醒来的时候,她仍然坐在旁边看着书 | |
手はずっと握ったまま… | |
→手就这样一直握着…… |
万叶恋歌-藤之章03
あは~この間のぼーっとしてた子! | |
→啊,之前发呆的那个女孩。 | |
へぇ~今日は一段とかわいいね。 | |
→诶~你今天更可爱了呢 | |
髪形変えた? | |
→换了发型? | |
今日着てる服もとっても似合ってる。 | |
→今天穿的衣服也非常适合你 | |
この間とはまたイメージが違って、ドキドキしちゃうな。 | |
→和之前的感觉有点不同,让我的心扑通扑通直跳。 | |
そうだ、いま友達と話していたんだけど… | |
→对了,刚和我朋友说好了 | |
これから皆でちょっと早い忘年会をするんだ。 | |
→接下来要办个提前的忘年会。 | |
よかったら、君も来ない? | |
→方便的话,你也来吧? | |
ん?これから調べ物があるから行けない? | |
→嗯?接下来还要查找资料所以不能去? | |
そっかぁ~なら、仕方ないね~ | |
→这样啊……没办法了。 | |
じゃあ、今度は二人きりで、ゆっくり飲みに行こう~ | |
→那么,下次就我们两个,再悠闲的喝一杯吧。 | |
約束…ね?あっ、友達が来た。 | |
→就这么定了哦。啊,我朋友来了。 | |
彼女を誘ってみたんだけど、駄目だってさ。 | |
→我想约她一起去的,可是没成功 | |
可愛い子は忙しいんだよ。 | |
→可爱的女孩子总是很忙的啊。 | |
ほら、早く行かないと~コムシ(?)、もう行こう~ | |
→好了,不早点儿去的话就很挤了,还是快走吧! | |
少し離れたところにいる友達に声をかけると、輪の中の数人が寄ってきた。 | |
→我招呼了站在不远处的朋友,他们几个人走了过来。 | |
だ~から、無理に誘っても仕方ないだろう。 | |
→所以说,强行约人家是不行的啊。 | |
忙しいって、僕が聞いたんだから、間違いない。 | |
→她都说了很忙了,我问过了,不会错的。 | |
僕がそう言うと、友達の一人が彼女の肩を掴んで耳元でなにかを言おうとしているのが目に入った。 | |
→我正这么说着,就看到朋友中的一个人,抓着她的肩膀要在她耳旁说些什么。 | |
おい、その手離せよ! | |
→喂,放开你的手 | |
彼女に触るな! | |
→别碰她! | |
いくら友達のお前でも、彼女になれなれしくするのは許せない。 | |
→不管你是我多么好的朋友,我都不能允许你对她有这么亲密的举动。 | |
彼女に触れていいのは、僕だけだ。 | |
→能够碰她的人,只有我。 | |
フン~面倒くさい~ | |
→哼嗯,真麻烦 | |
僕今日行かないから、お前たちだけで勝手に行けば。 | |
→今天我就不去了,你们随意 | |
じゃあね~ | |
→再见! | |
ははは~ねぇ、見た? | |
→哈哈哈……呐,看到没? | |
さっきの奴の顔。 | |
→刚刚那家伙的脸。 | |
うん? | |
→嗯? | |
友達にそんなこと言って平気なのかって? | |
→你说对朋友那样说话没关系么? | |
大丈夫大丈夫~ | |
→不会有事的 | |
皆、また僕の気まぐれがでたと思ってるだけだよ。 | |
→他们只会觉得是我的反复无常又发作了而已。 | |
それよりも… | |
→比起这个 | |
さっきあいつに掴まれた肩、痛くない? | |
→刚刚被那家伙抓着的肩膀,疼不疼? | |
ごめん。もう少し早く助ければよかった。 | |
→对不起,如果能再早点过来帮你解围就好了。 | |
守れなくてごめん… | |
→没能守护好你,对不起。 | |
心配になって顔を覗き込むと、彼女はいつもの笑顔で平気だと答えた。 | |
→我担心地看着她的脸,她一如既往的微笑着回答说没事。 | |
『足柄の和乎可鶏山の殻の木の我を誘さねも門さかずとも』 | |
→『和乎可鸡山[地名],我如楮一般,存心诱拐我,勾引难』 | |
もっと君に話しかけてほしい。 | |
→我想再和你聊天 | |
笑ってほしい。 | |
→和你一起笑 | |
少しぐらい僕がつれない態度を取ったとしても… | |
→即使你对我态度冷淡…… | |
君への思いは単なる遊び? | |
→对你的感情只是游戏么? | |
それとも… | |
→或是…… | |
僕は、僕自身がよくわからない。 | |
→我自己都不了解自己了。 |
万叶恋歌-藤之章02
こんにちは。君一人? | |
→你好,你是一个人么? | |
あは~そんなに警戒しないでよ。 | |
→啊哈,不用这样紧张。 | |
あまりに綺麗な子がいたから、思わず声をかけちゃった。 | |
→因为你实在太漂亮了,所以我情不自禁的就想和你讲话了。 | |
うちの生徒だよね? | |
→你是我们学校的学生吧? | |
何回か講義で見かけたことがある。 | |
→总觉得在课堂上见过你。 | |
こんな所で女の子が一人で佇んでいると誰かに無理やり連れて行かれちゃうよ。 | |
→女孩子一个人在这种地方的话,可能会被人强行带走哦。 | |
ほ~ら~こうやって… | |
→看吧,就像这样…… | |
フフうそうそ~ | |
→骗你、骗你的啦 | |
そんな目で睨まないでよ。 | |
→别这样瞪着我啊 | |
抱きしめるフリをしただけなのに。 | |
→只是假装要抱你而已。 | |
君に嫌われたら、僕、悲しいな~ | |
→如果被你讨厌的话,我会很伤心的。 | |
ところで、さっきからずっと壁にかかってる書を見つめてるけど… | |
→话说回来,你从刚才就一直目不转睛的看着墙上的书法 | |
そんなに気になる? | |
→很在意么? | |
大きいよね~ | |
→很大呢 | |
たしか縦横2メートル以上あるとか。 | |
→长宽似乎都有两米以上吧。 | |
フフ、口開いてるよ~ | |
→呵呵,嘴都张开了呢。 | |
え? | |
→诶? | |
とても綺麗な文字だから、つい見とれていたって? | |
→你说因为这字非常漂亮所以不由的看得出了神? | |
うれしいな~ | |
→真高兴啊 | |
実は僕が今回のサークル展示に合わせて書いたんだ。 | |
→其实呢,这是我为这次樱花展所写的。 | |
その顔は信じられないって顔? | |
→看起来你不相信我说的话? | |
心外だなぁ~ | |
→那可真是遗憾啊。 | |
この字、なんて読むか知ってる? | |
→知道这字该怎么读么? | |
億千万の万に時代の代と書いて、よろずよと読むんだよ。 | |
→亿千万的‘万’和世代的‘代’写在一起,读作YO-RO-ZU-YO | |
意味は… | |
→意思是…… | |
え、ええと…なんだっけな? | |
→呃,啊……是什么来着? | |
意味が分からないとますます怪しいって? | |
→你说我连意思都不知道就更不可信了? | |
度忘れしちゃっただけだよ! | |
→我只是一时忘了而已 | |
所詮お遊びで書いたものだし。 | |
→反正不过随便写的。 | |
ねぇ、僕、君のこと気に入っちゃった。 | |
→那个,我很在意你。 | |
だって、見てると表情がクルクル変わって、とっても可愛い。 | |
→因为每次看到你,你的表情都总是在变,真是相当可爱。 | |
よかったら、この後どこかに行かない? | |
→方便的话,接下来我们出去走走? | |
二人きりでゆっくり… | |
→就我们两个人的悠闲的散步。 | |
いやなら別に断ってもいいけど… | |
→如果不喜欢的话,拒绝我也没关系 | |
ただ、君のことをもっと知りたいな~なんて。 | |
→只是我很想多了解你一些,可以么? | |
女の子を口説くなんて簡単なこと。 | |
→与女孩子搭话其实很简单。 | |
やさしく近づいてそっと耳元で囁けばいいだけ。 | |
→温柔的接近,然后对她悄悄的轻声耳语就可以了。 | |
でも、彼女は違った。 | |
→但是,她不一样。 | |
初めて講義で会った時から、ずっと気になっていた。 | |
→从第一次在课上相遇开始,我就一直很在意她。 | |
でも、今まで声をかけられなかった。 | |
→可是,直到现在都没办法搭上话。 | |
周りの女の子とは違う独特な雰囲気に… | |
→她和周围其他女孩子不同,有着独特的气质。 | |
僕は、ずっと前から惹かれていたのかもしれない。 | |
→或许我从很早之前就被她吸引了。 | |
これから行くところがあるって? | |
→你说这之后还有要去的地方? | |
仕方ないね~じゃあ、また誘うよ。 | |
→没办法了,那,下次再约吧。 | |
『吾妹子が笑まひ眉引き面影にかかりてもとな思ほゆるかも』 | |
→『阿妹笑,眉黛长;面影眼前现,怎能不思量?』 | |
彼女の笑顔、笑うと少しあがる眉。 | |
→她的笑容,笑起来的时候微微上扬的眉毛。 | |
その笑顔が僕の心から消えない。 | |
→这个笑容,在我心里挥之不去。 | |
ねぇ、もっと僕にいろいろの顔を見せてほしい。 | |
→那个……让我再多看看你的脸 | |
もっと君のことを知りたい。 | |
→让我再多了解你一些 | |
こんな風に思うなんて…… | |
→我竟然会这样期待着…… |
万叶恋歌-藤之章01
古くから多くの人に読まれ、愛され続けてきた万葉集、君は知っている? | |
→自古以来就被世人传颂并喜爱的万叶集,你知道么? | |
覚えてない? | |
→不记得了? | |
おかしいなぁ~ | |
→不对啊 | |
授業でやったはずなのに、もう忘れたの? | |
→上课时明明都学过的,已经忘了么? | |
でも、大丈夫だよ。 | |
→不过,没关系哦 | |
これから始まる物語は、万葉集の和歌をもとに、現代風にアレンジした恋物語。 | |
→接下来开始的故事就是以万叶集的和歌为基础改编成的现代风格恋爱故事。 | |
ちゃんと君にも分かるように、僕が責任を持って、きちんと教えてあげる。 | |
→为了让你能更好的理解,我会认真的担负起教你的责任的。 | |
僕の声を聞いて、君だけに囁こう。 | |
→请听我的声音,只为了你的低声细语。 | |
悠久の愛を貴方とともに… | |
→永久的爱,与你相伴 |
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