2004年10月13日星期三

万叶恋歌-桜之章09

「はぁ~遅(おそ)いなぁ~いつもこの時間(じかん)に通(とお)るはずなんだけど…」
→啊,好慢啊。平常都是这个时间经过这里的。
俺は彼女の通る時間にいつもの道(みち)へとやってきた。
→我总是在她要经过的这个时间来到这里。
「やばい…緊張(きんちょう)してきた…」
→糟糕,好紧张。
会(あ)えない日(ひ)が続(つづ)くほどに、切(せつ)ない思(おも)いは募(つの)っていた。
→见不到她的日子一天一天地继续,切不断的思念也越来越厉害。
彼女の笑顔(えがお)を見(み)たい。
→想要见到她的笑脸。
彼女の声(こえ)を聞(き)きたい。
→想要听到她的声音。
彼女を…この腕(うで)で抱(だ)きしめたい。
→也想要用这双手抱住她。
そう思った時には足(あし)がこの場所(ばしょ)に向(む)かっていた。
→这样想的时候,脚总是不自觉的就走到这里。
「あぁそろそろ通る時間だよな…」
→啊~差不多快要到她走过这里的时间了吧。
時計(とけい)に目(め)をやると、彼女が通る時間に近(ちか)づいてきた。
→看看手表,已经接近她要经过的时间了。
やっぱりセリフとか考(かんが)えてきた方(ほう)がよかったか?
→果然,还是考虑一下台词比较好吧。
『下野(しもつけ)の安蘇(あそ)の河原(かわら)よ石(いし)踏(ふ)まず空(そら)ゆと来(き)ぬよ汝(な)がこころ告(の)れ』
→『下野安苏河滩;未踩石头跨如飞,快把心事向我谈。』
貴方(あなた)に会(あ)いたくて、空(そら)を飛(と)ぶ気持(きも)ちできた。
→——想要见你,都想从空中而来。
だから気持ちを聞かせてほしい。
→好想倾听你是怎样的心情。
この歌(うた)を読(よ)んだ人も、いまの俺と同(おな)じような気持(きも)ちだったのかなぁ…
→读过这首和歌的人是不是有着和我一样的心情呢?
暗闇(くらやみ)の中(なか)からこつこつと足音(あしおと)が聞こえてくる。
→我听到了从黑暗中传来的,咯噔咯噔的脚步声。
間違(まちが)いない、彼女だ!
→没有错,一定是她。
「こんばんは!あの…俺のこと、覚(おぼ)えていますか?ああ、あの、今日(きょう)はどうしても言(い)いたいことがあって…貴方を待(ま)っていました。話(はなし)…聞いてくれませんか。あっ、ああの…す、好(す)きです!俺と、付(つ)き合(あ)ってくれませんか?」
→“晚上好。那个~你还记得我吗?啊~那个~有一件事情,今天无论如何都想要告诉你。我一直在等你。我的话……你愿意听一下吗?那、那个,我……我喜欢你。请和我交往好吗?”
突然(とつぜん)すぎて、驚(おどろ)いたかもしれない。
→也许太突然,吓到她了吧。
でもこの言葉(ことば)が俺の気持(きも)ちのすべてだ。
→但是这句话,代表了我所有的心情。
恐(おそ)る恐る彼女の顔(かお)を覗(のぞ)くと、泣(な)きそうな顔をした彼女と目が合(あ)った。
→战战兢兢,偷偷地看她的脸,和面露无奈的她目光相遇了。
でも、しっかりとした意志(いし)を宿(やど)したその瞳(ひとみ)は俺をまっすぐ捕(とら)える。
→但是我捕捉到她那双带着坚定眼神的眼睛。
彼女は、こくんと頷(うなず)いた。
→她点点头。
その瞬間(しゅんかん)、俺は彼女の手(て)を取り、自分の胸元(むなもと)に引(ひ)き寄(よ)せた。「絶対(ぜったい)、大事(だいじ)にするから。」
→那一瞬间,我握住她的手放在了我的胸前,绝对,我绝对会珍惜的。
俺はいつまでもいつまでも、星明(ほしあか)りの下、彼女を抱(だ)きしめていた。
→在星光下,我一直一直地抱着她。

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