2004年10月13日星期三

万叶恋歌-桜之章07

「あっ、あの後姿(うしろすがた)…似(に)てる!はあ~なんだ、違(ちが)う人かぁ~」
→啊!那个背影很像她。唉……什么啊,原来是别人。
いますれ違(ちが)った人、彼女(かのじょ)に似(に)ていたなぁ。
→刚刚擦肩而过的人,长得真像她。
(パッ)「痛っ!あっ、あぁすみません!大丈夫です!ぼーっとしていただけです…これ、まとめておけばいいんですよね?先輩の頼(たの)みならいつでも引(ひ)き受(う)けますよ~そんなに心配(しんぱい)しないでください。俺はいつだって元気(げんき)ですから。」
→(碰撞声) “唔。啊,对不起!没事儿!我刚才走神了……了解~要整理这些东西对吧。前辈,只要是你的委托,我随时都会帮忙的。别这么放心不下我,我可是精力十足的哦!”
会社(かいしゃ)の廊下(ろうか)、社員食堂(しゃいんしょくどう)、毎日乗(の)る電車(でんしゃ)、近所(きんじょ)のコンビニ…ふと彼女がいるんじゃないか、どこかですれ違(ちが)っているんじゃないかと、思(おも)わず探(さが)してしまう。
→在公司走廊、员工食堂、每天乘坐的电车、家附近的便利店,我总是不自觉地四下寻找她的踪影。总感觉她就在旁边,或许我们会在哪里擦肩而过。
「また気(き)のせいかぁ…」
→又是我的错觉…
でも…どんなに目(め)を凝(こ)らしても、彼女を見(み)つけることはできなかった。
→然而,无论多么仔细地寻找,我还是找不到她的影子。
忙(いそが)しい日(ひ)が続(つづ)き、もう随分(ずいぶん)と彼女と会(あ)っていなかった。彼女は今夜(こんや)も一人、星明(ほしあか)りの下(した)を歩(ある)いているのだろうか。少(すこ)しでも俺のことに気づいてくれていたなら…なんて思ってしまう自分を情(なさ)けなく思ってしまう。
→忙碌的日子持续着,已经很长时间没有遇到她了。今夜,她是否也独自漫步在星光下?或多或少,她是否注意到了我?——连我自己都觉得自己很可悲。
「こんなにも人(ひと)を好(す)きになるなんて…」
→我怎会如此疯狂地恋上她……一想到她,暖意、幸福感、心痛与苦闷就涌上心头……
彼女の姿を思い出すだけで、暖(あたた)かくて、幸(しあわ)せで、切(せつ)なくて、苦(くる)しくて…もし恋(こい)の病(やまい)で死(し)ぬことがあるなら、俺はもう…千回(せんかい)は死んでいるんじゃないか…
→如果有人因爱情而死,我恐怕已经死了上千回。
「そういえば、こんな歌(うた)が万葉集にあったなぁ~」
→这么说来,《万叶集》里也有这样的相思之歌。
『思(おも)うにし死(し)にするものにあらませば千度(ちたび)そわれは死にかへらまし』
→『若是相思,致人于死;我已死而返,何止千次。』
恋焦(こいこ)がれて死ぬなら、私はもう千回死んでいる。
→——若恋爱令人心焦而死,我已经死过一千回了。
今夜もビルの窓(まど)から見(み)える星たちに、彼女とまた会えるように祈(いの)る。
→今夜,我照旧向着房间窗外的繁星们祈祷,请让我再次遇到她。

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