季節は目まぐるしく移り変わり、気が着けば四年なんてあっという間に過ぎていた。 | |
→季节推移变化,当发觉的时候,四年的时间转眼就过去了。 | |
俺は時間を見つけて、自分が育った町に帰ってきていた、待ち合わせして人がいる。 | |
→我看了下时间。回到了这个我成长的城市,还有在等着我的人。 | |
俺の足は土手へと向かっていた。 | |
→我举足向河堤走去。 | |
は、やっと着いた、やっぱ遠い。 | |
→呵,终于到了,果然很远呢。 | |
あれから四年たったんだな。 | |
→从那之后过去四年了啊。 | |
なんか、あんまり実感湧かないなぁ。 | |
→不知道为什么,感觉很不真实。 | |
この道もぜんぜん変わってないし。 | |
→这条路也完全没有变。 | |
お?俺はいつも二人で座っていた楓の木に、寄りかかっている人を見つけた。 | |
→嗯?我在两人经常坐的树下,发现了正靠坐在树下的她。 | |
よ、お待たせ。 | |
→哟,让你久等了。 | |
何、本読んでたのか、あー、邪魔してごめんな。 | |
→什么,在读书啊?啊——抱歉打扰你了。 | |
え、突然帰ってくるな? | |
→哎?不要突然回来? | |
ちょっとお前、せっかく人が帰ってきたのに、その言い方ないじゃねーの? | |
→我说你啊,难得人家回来了,怎么那样说呢? | |
へ、もういい、やっぱ俺帰ろうかな。 | |
→唉,算了,果然我还是回去比较好吧~ | |
はは、何だよ、その顔、本当お前って変わらないよな。 | |
→嘿嘿,怎么了?看你这表情,还真的是一点都没变啊! | |
会いたかったなら、素直に会いたかったって言えよ。 | |
→想见面的话就直接说‘我想见你’不就好了„„ | |
いつからここに居たんだ? | |
→从什么时候起就在这儿了? | |
お前の手、すっごい冷たいけど、ほら、頬も凄い冷たい。 | |
→你的手这么凉,呐,小脸儿也这么凉。 | |
ん、ごめん、なんかお前、暫く見ないうちに綺麗になったなと思って、ちょっと見惚れてた。 | |
→嗯,抱歉,感觉你是不是在我们没见面的这段时间里变漂亮了,我都看得有点出神了。 | |
そうだ、これ、約束の婚約指輪。 | |
→对了,这个,约定好的订婚戒指哦。 | |
え、何だ、その顔、向かえに来たんだよ。 | |
→哎?什么啊?你那表情。我来接你了啊。 | |
まぁ、ちょっと遅くなっちゃったけどな。 | |
→嘛,是有一点迟„„ | |
俺には夢が二つあるんだ。 | |
→我啊,有两个梦想。 | |
一つは走り続けること、もう一つは、お前を一生幸せにすること。 | |
→一个就是继续跑步,还有一个就是给你一生幸福。 | |
四年間離れてて、俺はお前の存在の大きさが分かったよ | |
→离开的四年时间里,我充分的明白了你对我有多重要 | |
俺にはお前が居なきゃ駄目なんだ | |
→我没你不行 | |
俺が走り続けるためにはお前が必要なんだ | |
→你是我继续跑下去最重要的存在。 | |
これだけは譲れない。 | |
→为这一点我也不会放弃你。 | |
だから、ちゃんと言わせてほしい。 | |
→所以我要对你认真的说出来 | |
俺と、結婚してくれ | |
→请和我结婚吧! | |
お前を世界で一番幸せな花嫁にしてやる | |
→我会让你成为世界上最幸福的新娘 | |
周りのやつらが羨ましがるぐらいにな。 | |
→让周围的人都羡慕你。 | |
え?今の··· | |
→哎?刚才的—— | |
俺の聞き間違えとかじゃないよな、本当に俺と結婚してくれるのか? | |
→我没听错对吧,真的答应和我结婚了对吧? | |
はぁ、ありがとう、夢見てるみたいだ。 | |
→哈,谢谢,像是做梦一样。 | |
お前も俺と同じ気持ちでいてくれて本当に嬉しい。 | |
→你和我有着一样的心情真是让我太高兴了。 | |
俺、絶対に幸せにするから、二人で暖かい家庭を作って、お爺ちゃん、お婆ちゃんになるまで一緒にいような、約束だぞ。 | |
→(kiss)我,绝对会让你幸福的,我们两个人组建一个幸福的家庭,直到变成老爷爷、老奶奶都一直在一起,约定好了哦。 | |
葉根鬘今せす妹を夢に見て心の内に恋ひ渡るかも | |
→『鸟羽发饰头上戴,阿妹入梦来,心尚怜爱。』 | |
初々しい君を、夢に見てから、ずっと心の中て愛し続けていました。 | |
→天真无邪的你,自从在梦中遇见开始,一直在心中爱着你。 | |
今までも、これからも、ずっとお前を愛してる。 | |
→直到现在,从今往后也,一直爱着你。 |
2004年8月15日星期日
万叶恋歌-枫之章20
万叶恋歌-枫之章19
はぁ、誰も見送りに来るわけないか···。 | |
→唉„„谁也没有来为我送行啊„„ | |
俺、あいつ以外に教えてないしな。 | |
→我除了那家伙之外没有告诉任何人。 | |
やーめた、今更考えたって仕方ない。 | |
→算了,现在想这些也没有用了。 | |
ん?今の空耳か? | |
→嗯?刚才是听错了吗? | |
あ、いや、確かに俺の名前が。 | |
→啊呀,不对,的确是叫的我的名字„„ | |
え?何でお前ここにいるんだよ | |
→哎?为什么你会在这里? | |
来なくていいって言ったじゃないか。 | |
→我不是说过不要来就可以了么。 | |
ん、お前には俺の考えること何でいつも分かっちゃうんだろうな。 | |
→呵,你啊,为什么总能知道我的心思呢? | |
本当は会いたかった、来てくれてありがとう、すっげー嬉しい。 | |
→真的很想见你„„谢谢你来了,太开心了! | |
もしさ、お前は、俺がこのまま電車に乗らなかったらどうする。 | |
→如果,我说我不要乘车离开的话,你要怎么办? | |
それで、ずっとお前のそばにいるって言ったらどうする。 | |
→还有,如果我说想要一直待在你身边的话的话,你要怎么办? | |
そんな顔するなよ、嘘に決まってんじゃん。 | |
→不要露出那样的表情,肯定是骗你的啦。 | |
本当はお前にこの町を出て行くって話をした時、本当はまだ決めてなかったんだ、お前が引き止めたら行かないつもりだった。 | |
→其实,对你说我要离开这座城市的时候,我还没有下定决心,你要是挽留我的话我就打算不去了的。 | |
でも、お前が引き止めなかった、凄い嬉しかったよ。 | |
→但是,你没有挽留我,我真的很开心哦! | |
俺、いい彼女持ったなって。 | |
→我啊,有一个很好的女朋友哦! | |
お前は俺の自慢の幼馴染だ、そいうところ、すっげー好き。 | |
→你是我引以为豪的青梅竹马;你这样的地方,我真的非常喜欢。 | |
あ、電車··来ちゃったか。 | |
→啊,电车„„来了。 | |
へ、いいか、よく聞け、このキスはお別れのキスじゃない | |
→嘿,好了,你听着,这个吻不是离别的吻 | |
だから、さよならも絶対言わない | |
→所以,我绝对不会说这是分别的 | |
どんなに遠く離れても、俺の思いは絶対変わらないから、俺はお前が好きだ | |
→无论离得多远,我的心也永远不会改变,我爱你 | |
世界で一番大好きだ。 | |
→世界上最爱的就是你。 | |
そのこと、絶対忘れんなよ。 | |
→这件事,千万不要忘记哦。 | |
じゃ、またな、行ってくる。 | |
→那么,四年后再见了,我走了。 | |
いにしへの神の時より会ひけらし今のこころも常忘らえず | |
→『自神代起,男女相匹求;今我心中,念念无时休。』 | |
君と前世から出会っていたに違いない。 | |
→一定是前世我就遇到了你。 | |
だから、ずっと君のことを忘れられない。 | |
→所以一直不能够忘记你。 | |
俺は、窓の外のお前だけを見ていた。 | |
→我,只看得到站在窗外的你。 | |
この目にしっかりと焼き付けておくために。 | |
→为了让这双眼好好的记住你的模样。 | |
電車は速度を上げていく、ホームで見送ってくれていた姿は、どんどん小さくなって、ついに見えなくなった。 | |
→电车的速度渐渐的提升,在月台上目送我离开的那个身影,越来越小,终于消失。 | |
こんなに手振っても、もう見えないか。 | |
→即使这样挥动双臂,也已经看不到了吧。 | |
自分が育った町、お前がいる場所。 | |
→我成长的这个城市,你所在的地方。 | |
悲しくなんてない、これは俺が成長するための、あいつを守れるようになるための通過点なんだ。 | |
→没有悲伤,因为这是为了我的成长,为了能够守护她所要经过的考验。 | |
でも、どうして涙が出るんだろう。 | |
→但是,为什么眼泪会流出来呢? | |
はぁ、そっか、太陽が眩しいからか。 | |
→哈„„这样啊,是因为阳光太耀眼了啊。 | |
新しい生活が始まろうとしている、お前がいない生活。 | |
→要开始新的生活了,没有你的生活。 | |
でも、俺たちはこの太陽の下で繋がっている。 | |
→但是,我们在这一片阳光下,紧紧相连。 |
万叶恋歌-枫之章18
ベッドに入っても寝つけず | |
→即使躺在了床上也还是睡不着。 | |
俺は家族に気づかれないようにこっそりと家を出た。 | |
→我不让家人发现的悄悄溜出家门。 | |
明日出て行く前に、もう一度この町をちゃんと見ておきたかったからだ。 | |
→因为我想要在离开这里之前,再一次好好看看这个城市。 | |
わ!びっくりした。 | |
→哇!吓死我了! | |
は、何だ、お前かよ。 | |
→啊,什么啊,原来是你啊。 | |
どうした、今夜中だぞ。 | |
→怎么了,现在很晚了哟。 | |
え、俺? | |
→诶?我? | |
俺はなんか落ち着かなくて、走ってこようかなって。 | |
→我是不知道为什么冷静不下来,所以想出来走走。 | |
お前は? | |
→你呢? | |
飲み物でも買いに行くのか? | |
→想要去买点喝的吗? | |
しょうがないな、女一人じゃ危ないから、ついてってやる。 | |
→真是没办法啊,女孩子一个人很危险,所以我陪你去吧。 | |
へ、なんか可笑しいな、今日一緒に帰ったばっかりなのに、もう会えないかもしれないって思ってた。 | |
→嘿,不知道为什么,总觉得很奇怪啊,明明今天仍然是一起回来的,怎么却有种好像再也见不到了的感觉。 | |
俺、明日一人で行くつもりだったし。 | |
→我打算明天一个人走„„ | |
うわ、なんでそんなに怒るんだよ。 | |
→呃?为什么那么生气? | |
だって、見送りとか恥ずかしいからさ。 | |
→因为,让你来为我送行,很不好意思啊。 | |
俺、友達にも明日行くって言ってねぇもん、だから、お前も来なくてもいいよ、もうガキじゃねーんだから、寂しいとか無いし。 | |
→我也没有对朋友们说明天走,所以,你明天不用来也可以,已经不是小孩子了,不会感觉寂寞什么的。 | |
ん、それに、お前が来たら、俺決心鈍るかもしれないし。 | |
→嗯,而且,你要是来了的话,我的决心也许又会动摇了。 | |
な、気持ち分かるだろう? | |
→吶,你明白我的心情吧? | |
ばかっ、そんな寂しそうな顔するな、最後ぐらい笑ってくれよ。 | |
→小傻~瓜,不要露出那样落寞的表情,最后对我笑一个吧。 | |
な、ほら、にー···はは··· | |
→吶,好了,呢——哈哈! | |
お前の顔凄い面白い、あはは、あはは··· | |
→你这样子真的很有趣,啊哈哈,啊哈哈—— | |
今の顔俺絶対夢に見るな。 | |
→你现在的样子我肯定会梦到 | |
はは···お前の面白い顔も、笑顔も、悲しい顔も絶対忘れない | |
→哈哈——你可爱的脸,笑的脸,悲伤的脸,我绝对不会忘记 | |
夢に出て来るぐらい毎日思い出すよ | |
→就连做梦都会梦到,每一天都会回忆起的。 | |
だからお前も俺のこと、たまには思い出せよ。 | |
→所以你也要偶尔想起我哦。 | |
夜昼といふ別知らにわが恋ふるこころはけだし夢に見えきや | |
→『我恋心切,不知昼夜,梦中曾见耶。』 | |
昼も夜も君を想うから、きみは僕の夢を見るだろう。 | |
→无论是白天还是黑夜都会想你,你也会在梦中梦到我吧。 | |
お前の顔見たら元気出たっ。 | |
→只要看到你的脸就会变得很有精神。 | |
へへっ、ほんとにありがと。 | |
→嘿~真的很感谢你。 | |
お前が俺の彼女で、ほんとに良かった。 | |
→你是我的女朋友真是太好了。 | |
じゃ···ここでお別れだな。 | |
→那么,就此分别吧。 | |
また会う時まで、元気で。 | |
→直到再见面的这期间,照顾好自己! |
万叶恋歌-枫之章17
卒業式も終わり、俺たちはいつもの土手へと来ていた。 | |
→毕业典礼结束了,我们来到了常来的那个河堤。 | |
あ、卒業式も終わっちゃったな、この制服着てこの道を歩くのも最後か。 | |
→啊,毕业典礼也结束了,穿着这身制服走在这条路上也是最后一次了啊。 | |
いつ来てもここから見る景色はぜんぜん変わんない | |
→无论什么时候来,在这里看见的景色都完全没有变过。 | |
きっと俺がここから離れても変わんないのかな。 | |
→即使我离开了,这里的景色肯定也不会改变的吧。 | |
ん、目を押さえてどうした、ゴミでも入ったのか? | |
→嗯?怎么捂住眼睛了?有什么灰尘进入眼睛里了吗? | |
見せてみろ、ん、お前、泣いてるのか? | |
→让我来看看。呃„„你,在哭吗? | |
なに? | |
→什么? | |
泣いてない、嘘付け、目が赤いじゃないか | |
→没有哭,说谎,眼睛都红了不是吗? | |
卒業式でも泣かなかったくせに、今更泣くなよ、ほら、こっちこい。 | |
→毕业典礼的时候明明都没有哭,现在反而哭了。好了,来这里。 | |
もういい、何も言うな | |
→已经行了,什么都不用说了 | |
俺と離れたくないだよな | |
→是不想和我分开对吧? | |
もう強がらなくていいから、お前が泣き止むまでずっと抱きしめててやるよ。 | |
→现在不用再假装坚强也可以,我会在你停止哭泣之前一直抱住你的。 | |
ほら、泣くなって。 | |
→好了,不要再哭了。 | |
ん、なんだよ、顔を見るなよ。 | |
→嗯?什么啊,不要看我的脸 | |
真っ赤でもしょうがないだろう、緊張したんだよ。 | |
→脸红了也是没有办法的事情啊,因为紧张嘛。 | |
ん、笑うな。 | |
→不要笑啊! | |
本当は手を繋ぐのだって、キスするのだって、今でもすっげー緊張する。 | |
→事实上,无论是牵手还是接吻,即使到了现在还是会非常紧张。 | |
だって、相手はお前だから。 | |
→因为,对象是你才这样的。 | |
一つ大事なことを言っておく。 | |
→我告诉你一件很重要的事情 | |
俺がキスしたいと思うのはお前だけだから、そのこと、絶対に忘れんなよ。 | |
→我想要吻的人只是你一个。这件事绝对不可以忘记哦。 | |
上野安蘇の真麻群かき抱き寝れど飽かぬを何どか吾がせむ | |
→『上野国安苏[地名],抱麻一捆;抱寝犹未足,若何始称心。』 | |
どんなに抱きしめても、どんなに触れても物足りない、この気持ちどうしたらいいのだろう。 | |
→无论是怎样的抱住你,无论是怎样的抚触你都不够。这样的心情,要怎么做才好呢? | |
もっと一緒にいたい。 | |
→想要和你在一起。 | |
でも、今は我慢するよ。 | |
→但是,现在请让我任性一次。 | |
四年後、必ずお前を迎えに行きたいから。 | |
→四年之后,我一定会回来找你。 |
万叶恋歌-枫之章16
部活を引退してから時間の流れが速い、気が付けば冬になっていた。 | |
→从社团退出之后,时间过得好快,当发觉过来的时候都已是冬天了。 | |
屋上は特に風が冷たい気がする。 | |
→楼顶的风好像特别冷。 | |
でも、ここからなら校庭が一望できる。 | |
→但是,从这里能看到整个校园。 | |
あ、やっと来た、遅っせーよお前。 | |
→啊,终于来了,好慢啊你! | |
なら、屋上に呼び出すな? | |
→要是这样的话,就别叫你到屋顶来? | |
はあ、ごめんごめん。 | |
→哈,抱歉抱歉! | |
だってさ、クラスだと周りの奴らが煩くて、ゆっくり話できないし。 | |
→但要在教室的话,周围的那些家伙很烦的,都不能好好说话了。 | |
うるせーな、分かったよ。 | |
→很吵啊,知道的吧。 | |
え、ほら、ジャケット貸してやるから、着とけ。 | |
→来,我把外套借给你。穿上吧。 | |
あったかいか、なら良かった。 | |
→暖和了吗?那就好。 | |
ん、で、今度は俺がさみーっ、な、ちょっとだけ手を貸せよ。 | |
→嗯忒,这次换我很冷了。吶,把手借给我好吗? | |
は、お前の手すっげーあったかい。 | |
→哈~你的手可真是好温暖啊。 | |
授業中さ、早く昼休みにならねーかなって思ってた。 | |
→上课的时候就一直在想,赶快到中午休息时间就好了。 | |
言っとくけど腹が減ってたからじゃないぞ。 | |
→告诉你哦,我可不是因为肚子饿了。 | |
お前と早く話したかったから、なんだからな。 | |
→而是因为想早点和你说话。就是这样。 | |
相見ては千歳や去ぬる否をかもわれや然思ふ君待ちかてに | |
→『相逢后,莫非已千年;我知非如斯,等君不胜烦。』 | |
前に会ってから、千年は経った気がしていた。 | |
→和上次相见,恍如相隔千年。 | |
また君に会える日が待ち切れなくて。 | |
→一直等待着和你再见面的一天。 | |
あのさ、大切な話があるんだ、聞いてくれるか? | |
→那什么,我有很重要的事情要和你说,听一下好吗? | |
俺、推薦決まったんだ。 | |
→我得到推荐资格了。 | |
ずっと行きたかった体育大学、やっぱ陸上続けたくて。 | |
→一直就想去的那所体育大学。果然,我还是想继续跑步„„ | |
ん、ありがとうな、お前に喜ばれるとすっげー嬉しい。 | |
→嗯,谢谢,你能接受的话,我真的是很开心。 | |
それで、この町を出て一人暮らしをしようかと思うんだ。 | |
→这样的话,我就要离开这座城市开始独自生活了。 | |
言うの遅くなってごめんな、俺も結構悩んだ。 | |
→这么晚才说很抱歉,我也是非常苦恼。 | |
でも、俺はこれからも陸上を続けたい、お前ならこの気持ちを分かってくれるよな? | |
→但是,今后我都想继续跑下去,如果是你的话,应该能明白吧? | |
あ、でも、夏休みとかお正月にはちゃんと帰ってくる、お前も俺のところに遊びこいよ。 | |
→啊,但是,像是暑假和新年的时候我一定会回来的,你也要到我那边去玩啊。 | |
な、それに、まだ時間があるから、お前が行きたい所、全部行こうぜ。 | |
→吶,还有,现在还有时间,你想要去的地方,我们全部都去吧。 | |
あ、そうだな、まずは来週の日曜日とか空いているか、水族館、遊園地、それとも動物園。 | |
→啊,对了,首先要把下周日空出来,水族馆,游乐园,还有动物园„„ | |
だから、そんな寂しそうな顔するなよ、決心が鈍るじゃねーか。 | |
→所以我说嘛,不要露出那么落寞的表情,这样的话,我好不容易下定的决心又会动摇了。 | |
寂しい思いさせてごめん | |
→让你觉得寂寞很抱歉。 | |
俺も本当お前と離れたくないよ | |
→我真的不想离开你。 | |
ずっと側にいてやりたい。 | |
→也想一直待在你身边。 | |
でも、俺には夢があるんだ、ここで諦めたくないんだ。 | |
→但是,我有我的梦想啊,我不想在这里放弃。 | |
その代わり約束する | |
→为此我们约定好吧。 | |
大学を卒業して一人前の男になった時、俺は必ずお前を迎えにくる | |
→等我大学毕业了成为了可以独当一面的男人的时候,我肯定会回来找你的! | |
だからその日が来るまで待ってて欲しいんだ。 | |
→所以请一直等着我,直到那一天的来临。 |
万叶恋歌-枫之章15
インターハイも終わり、祝勝会を兼ねた引退式が開かれていた。 | |
→全国体育大会已经结束了,和庆祝会一起,同时举办了退团仪式。 | |
俺は部員たちに押し付けられて、無理やり最後に挨拶をする破目になった。 | |
→我被社团成员们推出来了,就勉强的做了最后的发言: | |
えーと、みんなお疲れ、そして優勝おめでとう俺。 | |
→那——个,大家都辛苦了!而且,恭喜获得优胜——的我。 | |
あ、はい、ご静粛。 | |
→啊,现在请肃静。 | |
んんっ、今回優勝できたことを俺は嬉しく思います、それはここにみんなのおかげです、本当にありがとう。 | |
→嗯嗯咳咳,这次能获得优胜,我真的很开心,多亏了有在座的每一位的支持,真的很感谢大家! | |
そして、重大発表があります。 | |
→然后,我有一件很重要的事情要告诉大家。 | |
俺、こいつと付き合ってます。 | |
→我,正在和这家伙交往! | |
こいつのこと好きだった奴、ほんっとごめんな。 | |
→喜欢这家伙的人,真是对不住你们了! | |
じゃ、これで解散ってことで。 | |
→就这样,散会吧! | |
俺は手を取って大騒ぎの部室から抜け出した、後ろから、お幸せにー、そんな~などの野次が飛んでくる。 | |
→我拉着她的手逃出了骚乱的社团教室,身后不断传来了要幸福啊!怎么这样?如此这般的只言片语。 | |
はぁはぁはぁ···もうここまで来れば大丈夫かな。 | |
→哈啊、哈啊„„已经到这里了,应该没问题了。 | |
あのさ、みんなの前で付き合ってるって言うの嫌だったか? | |
→那个,不喜欢在大家面前说我们在交往么? | |
ごめん、俺、お前と付き合えたのが嬉しくて、自慢したかったんだ。 | |
→抱歉,我啊,因为和你在交往太开心了,太得意了。 | |
え?嬉しかった? | |
→哎?很开心? | |
良かった、俺、お前に殴られるの覚悟してた。 | |
→太好了!我啊,其实都已经做好了挨你打的准备了。 | |
え、嘘嘘、お前はそんなことしないよな? | |
→哎,不是真的,你才不会做这种事情呢。 | |
大好きな彼氏に。 | |
→对最爱的男朋友„„ | |
照れるなよ、俺嘘言ってないだろう? | |
→有什么不好意思的,我从没说过谎不是吗? | |
だって、お前も俺の大好きな彼女だから。 | |
→因为,你可也是我最爱的女朋友啊。 | |
やっぱ、こういうことを言うのって恥ずかしいな、俺こんなキャラじゃないし。 | |
→糟糕,说这种话还真不好意思了,我又不是这种性格的人。 | |
でも、言わせてくれ。 | |
→但是,请你听我说 | |
す···好き、あー、やっぱだめだ、恥ずかしい。 | |
→喜„„喜欢你„„啊啊!果然不行啊!真是太不好意思了。 | |
わ、言わなくでも分かる? | |
→啊,不说你也明白? | |
そっか、そうだよな、俺たち生まれた時から一緒だもんな、お互いの心を読むなんて簡単だよな。 | |
→这样啊,也是啊,我们从生下来就在一起,解读对方心思这种事情,很简单的啦。 | |
じゃ、···今のは分かったか? | |
→那么,现在的明白了吗? | |
わ?たくさん好きって言ってた? | |
→啊?说很多次喜欢? | |
ん、当たりかな、でも、半分は外れ、お前はまだ修行が足りない。 | |
→嗯,当然会这样吧,但是,这才只是一半,你的修行还不够哦。 | |
な、何て言ってたか知りたい? | |
→吶,想知道为什么吗? | |
教えてやろうか。 | |
→我来告诉你吧。 | |
お前と、ずっと一緒に居たい。 | |
→我想和你,一直在一起。 | |
だぁはは···今のはやっぱなし、もう忘れてくれ、恥ずかしすぎる。 | |
→哈哈哈!刚才的算我没说,赶紧给我忘记,太不好意思了。 | |
でも、お前は? | |
→但是,你呢? | |
俺とずっと一緒にいったい? | |
→想和我一直在一起么? | |
万代と心は解けてわが背子が摘みし手見つつ忍びかねつも | |
→『万代情定,两心事已通;阿哥执手看,怎忍此情浓。』 | |
いつまでも一緒にいようと触れてくれた手を見るたびに、涙がとめどなく零れてくる。 | |
→每一次当你轻触我的手对我说想要一直在一起的时候,眼泪都止不住的流下来。 | |
お前とこうして、いつまでも一緒にいたい。 | |
→想要和你就这样一直在一起。 | |
でも、俺にはもう一つ叶えたい夢がある。 | |
→但是,我还有一个想要实现的梦想。 | |
それを知ったら、お前はどうするんだろう。 | |
→如果知道了这个,你会怎样做呢? |
万叶恋歌-枫之章14
インターハイも終わり、二人でいつもの土手に来ていた。 | |
→全国体育大会已经结束了,我俩来到了常来的那个河堤。 | |
今俺の右手には優勝の賞状がある。 | |
→现在我的手里拿着优胜的奖状。 | |
二人で芝生に座って、ぼんやりと顔を見つめていた。 | |
→两个人一起坐在草地上,呆呆的互相凝视着对方的脸。 | |
昼間暑かったけど、夕方になると気持ちいい風が吹いてるんだな。 | |
→虽然白天都很热,但是到了傍晚总是会吹起让人心情愉快的风。 | |
最近、練習ばっかりしてたから、気づかなかった。 | |
→最近一直忙于训练,都没有发现。 | |
今日は、ありがとう。 | |
→今天,谢谢你! | |
お前が頑張れって応援してくれたから、俺は優勝できた気がする。 | |
→因为有你一直在努力的为我加油,所以我才能得到优胜。 | |
本当に嬉しかった、この賞状はお前のものだ。 | |
→真的很开心,这份奖状是属于你的。 | |
あぁ···あのさ、試合前に言った事なんだけど、返事、聞かせてもらってもいいか。 | |
→啊„„那个啊,关于比赛之前说的事情,回答,可以告诉我了吗? | |
あ、でも、その前にもう一回ちゃんと言わせてくれ。好きだ。 | |
→啊,但是,在那之前,再让我好好说一遍——我喜欢你。 | |
ただの幼馴染とか友達の好きじゃない、俺の彼女になってくれ。 | |
→不是青梅竹马的喜欢,而是想要你做我的女朋友。 | |
俺はまだまだ子供で、お前に冷たいこと言ったりする時もあるけど、これからも変わらずに隣にいて欲しいんだ。 | |
→我还很孩子气,虽然有对你说过很绝情的话的时候,但是从今往后都想一直不变的待在你身边。 | |
お前がもっと笑顔でいられるように、俺が隣で支えたい。 | |
→为了让你有更多的笑容,一直在你身边支持你。 | |
俺じゃ、だめか? | |
→这样的我,不行吗? | |
お前、顔真っ赤だけど。え?俺も? | |
→你„„脸都红透了„诶?我也是? | |
え、いや、俺はいいんだよ、お前は俺のこと···好き? | |
→哎呀,我就算了。你对我——喜欢? | |
え、今、何て言った? | |
→呃?刚才,你说了什么? | |
俺の聞き間違えじゃなければ、好きって言ったよな、俺と付き合ってくれるのか。 | |
→如果我没听错的话,你说了喜欢我是吧,愿意和我交往吗? | |
あ、よかった。本当に良かった。 | |
→啊,太好了!真是太好了! | |
俺今凄い幸せだ。 | |
→我现在真的是太幸福了! | |
好きって言ってくれて、本当にありがとな。 | |
→你说喜欢我,真是太感谢你了! | |
あ、でもさ、俺、付き合うとかよく分からないんだよ。 | |
→啊,可是我啊,并不太明白交往究竟要怎样做。 | |
一緒に帰ったりとかすればいいんだよな。 | |
→像是一起回家之类的就可以了吧? | |
え、それ何にも変わってない? | |
→诶?那样什么都没有改变? | |
だって、仕方ないだろう、付き合うとか初めてで、よく分かんねぇんだよ、それじゃだめ? | |
→但是,没有办法啊,是第一次与人交往,不太明白啊,那样的话,不行吗? | |
あ、えーと、ん···じゃ、あの、結婚してください! | |
→啊呀啊呀,那——个,嗯——那么,那个,请和我结婚吧! | |
え、もう結婚していいの? | |
→哎?现在结婚可以吗? | |
って?あ、そ、そうだよな。 | |
→哎?啊。这样啊。 | |
でも、俺はいつかお前と結婚したい。 | |
→但是,我想总有一天会和你结婚的。 | |
ま、今は冗談だと思っててもいいけど。 | |
→嘛,把刚才的话当做是开玩笑也可以。 | |
み薦刈る信濃の真弓吾が引かば貴人さびて否と言はむかも | |
→『欲挽信浓[地名]檀弓,表心情;有心将你挽,贵人不见容?』 | |
結婚しようといったら、君は冗談でしょう? | |
→结婚吧这样的话,是在开玩笑吧? | |
と聞き返すんだろう? | |
→你这样问我了呢„„ | |
夏の夕暮れ、茜色の日差しがお前に当たってる。 | |
→夏天的夕阳,暗红色的晚霞,就像你一样美丽。 | |
俺今、人生で一番幸せかもしれない。 | |
→也许现在的这一刻,是我人生中最幸福的时刻。 |
万叶恋歌-枫之章13
インターハイの日がやってきた | |
→全国体育大会的这天终于到来了。 | |
今日は朝から日差しが強い。 | |
→今天从一早开始,阳光就很强烈。 | |
はー、熱くなりそうだな。 | |
→呵„„好像变热了呢。 | |
競技場の端で準備をしていると、後ろから名前を呼ばれた、 | |
→在赛场一角做准备的时候,身后有人叫我的名字。 | |
あ!何だ、お前か。 | |
→啊!什么啊,是你啊! | |
今日はマネージャーの仕事いいのか? | |
→今天经理的工作已经完成了么? | |
ん、今日だけ観客、そっか。 | |
→嗯?今天只是观众,这样啊。 | |
ばーか、緊張なんかしてないって、むしろ落ち着いてる。 | |
→小傻~瓜,都说了我才不会紧张呢,反而很沉着。 | |
何でだろうな。 | |
→为什么呢? | |
嘘じゃないって、本当だって、そこまで言うなら、俺の心臓の音聞いてみるか? | |
→不是说谎,是真的!非那样说的话,要不要听听我心脏跳动的声音啊? | |
な、聞こえるか。 | |
→喏,听得到吗? | |
この手の温度を俺は昔から知ってる。 | |
→这只手的温度我从以前就知道。 | |
熱い、だけどその熱さが気持ちいい。 | |
→很热,却热得使人心情愉快。 | |
あ、そっか、俺、こいつと一緒にいると落ち着くんだ | |
→啊,对啊,我啊,只要和这家伙在一起就会很沉着。 | |
そういうところも好きなんだ。 | |
→她的这种地方我也很喜欢。 | |
俺は強く手を握った。 | |
→我用力的握住她的手。 | |
な、競技が始まる前に伝えたいことがあるんだけど、聞いてくれるか。 | |
→吶,在比赛开始之前我有事情想要告诉你,能听我说吗? | |
えっと、あ、あの、す···好きだ、お前のことが好きだ。 | |
→那——个,那、那什么,喜、喜欢——我喜欢你。 | |
幼馴染だからとかじゃなくて、お前に恋してるって意味で、付き合ってほしい。 | |
→不是对青梅竹马的喜欢,而是恋人的那种喜欢,我想要和你交往。 | |
俺、自分の気持ちに気づいてからずっと考えてた。 | |
→我认识到自己的心意之后,一直在考虑。 | |
お前がいつも側にいてくれたから、俺は今ここに立ってられる。 | |
→正是因为你一直陪在我身边,所以我今天才能站到这里。 | |
今日はいい結果が残せるような気がする、本当、ありがとうな。 | |
→我觉得我今天一定会取得一个好成绩的。真的,很感谢你。 | |
あのさ、競技が終わったら、返事聞かせてもらってもいいか? | |
→那个,比赛结束之后再让我听你的回答好吗? | |
おっと、集合かかってるな、そろそろ俺行ってくる。 | |
→哦,要集合了,我差不多也要过去了。 | |
じゃ。 | |
→那么,就这样。 | |
握りあっていた手を放して、俺は後ろを振り返らず、競技場の方へと走り出した。 | |
→放开握着的她的手,我没有再回头,一直向赛场走去。 | |
なんだか気持ちがいい、この青空みたいだ。 | |
→不知道为什么,心情很好,就像这片蓝天一样。 | |
この頃の我が恋力記し集め功の申さば五位の冠 | |
→『近来恋心激,集录评算;请为叙功,可授五品冠。』 | |
今、僕が持てる恋の力をすべて集めてエネルギーに変えたら、不可能も可能にできる気がする。 | |
→现在,把我所有的爱的力量集中起来,转换成我所有的能量,感觉我将把不可能也变为可能。 | |
スタートラインに着いて、一呼吸をつく、左胸に残る体温はまだ冷めない。 | |
→站在起跑线上,深深的呼吸,留在左胸的体温还没有完全冷去。 | |
今だけでいい、この瞬間だけは俺を見ててくれ | |
→只有现在也好,只有这一瞬间,请看着我! | |
お前の姿を何度だって胸に描くから。 | |
→心中不断描绘着你的样子。 |
万叶恋歌-枫之章12
インターハイ前日、陸上部全員で夏祭りの会場になっている神社に来ていた | |
→全国体育大会的前一天,田径部全员来到了作为夏祭会场的神社。 | |
さーてと、お参りも済んだし、何か食べようぜ。 | |
→接下来,参拜也参拜完了,去吃点什么吧。 | |
ん··まずは、たこ焼きにしようかな? | |
→嗯~首先,去吃章鱼烧怎么样? | |
その時、部員の一人が俺にこそこそと話しかけてきた。 | |
→就在那时候,社员中的一人悄悄对我说„„ | |
ん、マネージャーの浴衣姿が可愛い? | |
→嗯?社团经理穿浴衣的样子很可爱? | |
ちょっと、お前! | |
→哎?你! | |
食ってる時に話しかけるなよ | |
→吃东西的时候不要说话。 | |
俺にそんなこと報告するな | |
→那种事没有必要向我报告。 | |
関係ないだろう。 | |
→和我又没关系。 | |
毎年、この夏祭りには二人で来ている。 | |
→每年,我们俩都会来参加这个夏祭活动。 | |
浴衣姿は見慣れているはずなのに、今年は何だか落ち着かなかった。 | |
→明明应该已经习惯了她穿浴衣的样子,但是今年不知道为什么,总是平静不下来。 | |
可愛いな、さすが俺の幼馴染。 | |
→真是可爱啊!真不愧是我的青梅竹马! | |
誰にでも笑顔みせるなって。 | |
→不要让谁都看到你的笑脸啊。 | |
え、俺、大丈夫か? | |
→哎?我,没事吧? | |
落ち着け、いいか? | |
→平静下来,知道吗? | |
俺たちは周りから見たら、ただの幼馴染だろう。 | |
→在旁人看来,我们只不过是青梅竹马罢了。 | |
付き合ってるわけじゃないし。 | |
→不可能是在交往的。 | |
そうだ、俺は幼馴染、幼馴染、幼馴染、幼馴染········ | |
→就是这样。我是她的青梅竹马,青梅竹马,青梅竹马,青梅竹马„„哇! | |
うわぁ!びっくりした。 | |
→吓死我了! | |
急に後ろに立つなよ、びっくりするだろう。 | |
→不要突然站到我身后,会吓到人的好不好! | |
え?明日がインターハイだから、緊張してるのかって? | |
→哎?你说因为明天就是全国体育大会了,所以今天比较紧张? | |
お前さ、俺が緊張とかするように見えるか? | |
→我说你啊,看得出来我有一丝丝的紧张吗? | |
寧ろ、今から楽しみでわくわくしてる、いよいよこの日が来るのかって、ずっと俺の憧れだった場所に立てるんだって。 | |
→恰恰相反,从今天开始,是由于开心而兴奋得不得了,因为这一天终于要到来了,我一直期待着站到那个我已经憧憬了好久的地方。 | |
俺は自分の足が動く限り、前に進める限り、走っていたいんだ。 | |
→我要用尽全力的迈开我的步伐,用尽全力的前进,用尽全力的跑下去。 | |
ふー、明日も天気いいといいな、雲ひとつ無い、綺麗な青空がいい。 | |
→嗯„„明天要是个好天气那该多好啊;没有一片云彩,澄澈的蓝天,多好啊! | |
俺の顔を覗き込むお前と目が合った、優しそうな笑顔につられて、俺は思わず普段の自分なら考えられないことを言った、 | |
→和偷偷看我脸的你四目相对时,面对你温柔的笑容,我不由自主的说出了平时的自己根本想不到的话: | |
あのさ、浴衣似合ってる、可愛いよ。 | |
→那个„„浴衣很适合你,很可爱! | |
お、おい、そんな照れるなよ | |
→喂,喂,有那么不好意思么? | |
でも、お前小さいころから本当に変わらないな。 | |
→但你从小时候到现在还真是一点儿都没变啊。 | |
もうちょっと色っぽく成長したらどうだ? | |
→你再长得性感一点怎么样? | |
お··い、何するんだよ、えや···頬を抓るな。 | |
→喂~喂,你要做什么?哎!!——不要抓我的脸啊! | |
青山の嶺の白雲朝に日に恒に見れどもめづらしわが君 | |
→『青山岭,白云飘;朝里日里不厌见,吾君佼佼。』 | |
君は山にかかる白雲みたいに美しい | |
→你就像那游于山间的白云一样美丽。 | |
朝夕関係なく、何時だって君を見ていたい。 | |
→无论白昼还是黑夜,任何时间都想要见到你。 | |
これから先もこんなやり取りをずっと続けていきたい | |
→从今以后,想要将我们之间这种互动继续下去。 | |
お前が笑うたび俺はどんどん好きになっていく。 | |
→在你每一次笑的瞬间,我也越来越喜欢你。 |
万叶恋歌-枫之章11
テスト期間も終わり、部活が再開になった。 | |
→考试时间结束了,社团活动又重新开始。 | |
スランプも抜けて、俺は無事に予選を通過した。 | |
→重新振作起来,我也顺利的通过了预选。 | |
ん···はぁ···はぁ··· | |
→嗯~哈~哈~~ | |
タイムどうだった? | |
→用时怎么样? | |
わ!戻ってる、はあ、良かった! | |
→哇!回去了,哈!太好了! | |
一生このままだったら、どうしようかと思ってた。 | |
→我还在想,要是一辈子就只是那样的话,我该怎么办呢。 | |
本当、良かった。 | |
→真的是,太好了! | |
そう言うと、思い切り背中を叩かれた。 | |
→这样说完,马上被毫不犹豫的打了后背。 | |
あ!痛ってーな。 | |
→啊,好痛啊! | |
もう大丈夫だって、自分の中で答えが出たからさ。 | |
→我都说没事了,我自己心中已经有了答案了。 | |
え?それ何? | |
→哎?那是什么? | |
あ···あ! | |
→啊——啊! | |
向こうでコーチが呼んでる、お前のことじゃないか? | |
→教练在那边难道不是叫你有事吗? | |
ほら、早く行って来い。 | |
→快点,赶紧过去。 | |
あ、ちょっと待って、今日さ、用事とか無かったら、一緒に帰らないか? | |
→啊,等一下,今天,要是没事的话,一起回家怎么样? | |
あ、じゃ、部活終わったら駐輪場で待ってるな。 | |
→啊,那什么,社团活动结束后,我在停车场等你。 | |
俺がそう言うと、手を振りながら去って行った。 | |
→我说完了,就一边挥着手一边走了。 | |
好きだって気づいても、優しくするのは難しいな。 | |
→即使认识到了我是喜欢她的,可要很温柔的对待还是好难。 | |
おっと、ぼんやりしている場合じゃない、もう1本走っておくか。 | |
→啊!现在不是发呆的时候啊!再跑一圈吧。 | |
走るのが好きだ、掴めそうで掴めない太陽が好きだ。 | |
→我喜欢跑步,喜欢那抓不住的阳光。 | |
もっと走りたい、もっと陸上を続けたい、そのためには体育大学に行くのが一番だ。 | |
→我想要再跑下去,想要将这项田径运动继续下去,为此去上体育大学是最好的选择。 | |
インターハイで優勝すれば推薦で行ける。 | |
→在全国高等高校综合体育大会上得到优胜的话,就可以被推荐录取了。 | |
でも、入学したら、この町を出て一人暮らしをすることになる。 | |
→但是,如果入学的话,就要离开这座城市,自己一个人去生活。 | |
担任に進路の話をされてから、俺はずっと悩んでいた。 | |
→自从班主任和我谈了这事之后,我一直在苦恼着。 | |
物思ふと人に見えじとなまじひに常に思へりありぞかねつる | |
→『相思又怕人看出;强做无事脸,装不成,似平时。』 | |
好きな思いを隠していたら、かえって恋しい気持ちが溢れてくる。 | |
→将喜欢的心情隐藏起来的话,喜欢的心情反而满溢而出。 | |
やーめた! | |
→算了! | |
いろいろ考えたって仕方無い、未来は誰にもわからないんだから。 | |
→想太多也没有用,因为谁都不知道未来会发生什么。 | |
でも、あいつにだけは自分の気持ち伝えてもいいかな。 | |
→但是,只有她,将自己的心意传达给她的话,行吗? |
万叶恋歌-枫之章10
テスト三日前、学校全部の部活が休みになっている。 | |
→考试前三天,学校停止一切社团活动。 | |
俺は一人テストに向けて、家で勉強していた。 | |
→为了备战考试,我一个人在家学习。 | |
ああ~、もう分かねぇ! | |
→啊,完全不懂! | |
何でテストなんてあるんだ。 | |
→为什么要有考试这玩意儿啊。 | |
俺は早く部活行きたいのに。 | |
→好想早点参加社团活动啊。 | |
おっ、この音、もしかして? | |
→诶?这声音,难道是? | |
馬の音とどともすれば松陰に出でてぞ見つるけだし君かと | |
→『马蹄嗒嗒;忙去松荫望,或可是阿哥,他。』 | |
耳慣れた音が聞こえて、思わず音が聞こえた方を見る、君がそこにいるんじゃないかと思って。 | |
→听到熟悉的声音,就情不自禁的想,会不会是你在那里呢? | |
あいつかな··· | |
→是那家伙吧 | |
俺は確認しようと、カーテンを半分開けたところで、手が止まった。 | |
→我正想要确认,把窗帘拉开一半的时候,手却停了下来。 | |
数学で分からない問題があるから教えて欲しい。 | |
→数学上有很多不明白的问题想要你指导我。 | |
たった一言なのに、俺はその言葉が出て来ない。 | |
→这么一句话,我都说不出口。 | |
幼馴染なんて不便だ。 | |
→青梅竹马什么的真不方便啊。 | |
ただの他人でもない、友だちでもない、すごく曖昧なものだ。 | |
→既不是陌生人,也不同于朋友,非常暧昧的存在啊。 | |
窓の外を覗くと、あいつが立ち止って、こっちを見ていることに気づいた。 | |
→望向窗外,见那家伙站在那里,正朝这边看过来。 | |
世界中の時間が止まったような気がした。 | |
→感觉全世界的时间都静止了。 | |
何やってるんだよ | |
→在那里做什么啊? | |
あいつは俺に気づかなかったのかそのままゆっくりと家の中に入っていった。 | |
→那家伙没注意到我吧?结果就那样回家了。 | |
お前にとって俺はただの幼馴染かもしれない。 | |
→或许我对你来说只不过是青梅竹马而已。 | |
でも、気にしてくれたのがすごく嬉しい。 | |
→但你在意我,这让我感到喜出望外。 | |
悲しませたり、悩ませたり、世話やいてもらったりして、漸く気づいたんだ。 | |
→让你悲伤,让你烦恼,还经常照顾我,于是慢慢意识到 | |
俺にとってお前は、ただの幼馴染なんかじゃない。 | |
→对我来说,你并不仅仅只是青梅竹马而已。 | |
遠回りして、やっと出た答えはシンプルなものだった。 | |
→绕了一大圈,终于找到的答案就是这么单纯。 | |
俺はお前のことが好きだ。 | |
→那就是——我喜欢你——这个事实。 |
万叶恋歌-枫之章09
校内を走り回って、漸く追いついた。 | |
→在学校里来回奔跑,终于追上她了。 | |
追いついたその場所は駐輪場だった。 | |
→追上的地方是在停车场里。 | |
待てよ、お前、走るのは早すぎ! | |
→等下,你跑得太快了! | |
さすが陸上部のマネージャーだな。 | |
→不愧是田径部的经理啊。 | |
俺じゃなかったら、追いつけないぞ。 | |
→如果换成别人还追不上呢。 | |
さっきはごめん。本当ごめん。 | |
→刚才,对不起,真的对不起。 | |
今、考えてることがあって、自分の中で答えが出せないと、本気で走れない気がして。 | |
→现在,有在想的事情,如果不在自己身上找出答案,我就没法儿认真跑下去。 | |
えっ、何をって? | |
→诶,什么来着? | |
まだ言えない、自分でも答えが見つからないんだ。 | |
→现在还不能说,我自己也还没找到答案。 | |
それが走りも影響してた。 | |
→确实影响到了跑步。 | |
お前に八つ当たりして、俺って本当格好悪い、すごい情けない。 | |
→迁怒到你身上的我还真是差劲啊,真是无情啊。 | |
おっ、お前走ったから、髪の毛グシャグシャになってるぞ? | |
→喂,你跑得太快了,头发都乱七八糟的了。 | |
全く、今直すから、じっとしてろよ。 | |
→真是的,现在帮你理理顺,站着别动哦。 | |
っん、あは~~、あっ、ごめん、ごめん、つい。 | |
→嗯,哈哈,啊,抱歉抱歉一不小心就 | |
えっ?何がそうなに面白いのかって? | |
→诶,有什么好笑的? | |
だって、お前こんなに小さかったんだな。 | |
→因为,你实在是太娇小了 | |
いつも偉そうだから、ずっと同じぐらいの身長だと思ってた。 | |
→一直一副很伟大的样子,还一直以为我们的身高是一样的吧。 | |
おあ~、怒るなって、本当のことを言っただけじゃん、分かったよ、俺が悪かったって。 | |
→喂,生气了?我不过说出了事实而已。知道了啦,是我不好。 | |
うたて異に心いぶせし事計りよくせわが背子逢へる時だに | |
→『心与寻常异,悒郁不已;纵只会一面,请哥施巧计。』 | |
悲しい気分が続いている。 | |
→悲伤的情绪持续着。 | |
この暗い気持ちも晴らして欲しい。 | |
→希望这种黑暗的心情尽快烟消云散。 | |
やっべ、もうこんな時間か。 | |
→糟糕,都这个时间了。 | |
ほら、帰るぞ。 | |
→走,回家吧。 | |
自転車の後ろ、乗ってくんだろ? | |
→要坐我自行车后座吧。 | |
あのさ、さっきはごめんな | |
→那个,刚才很抱歉。 | |
俺さ、また明日から頑張るから、ちゃんと見とけよな。 | |
→我从明天开始继续努力,你就瞧好吧。 |
万叶恋歌-枫之章08
最近、タイムが延びない。 | |
→最近,速度方面没有进展。 | |
駄目だ、走ることに全然集中できない。 | |
→不行啊。完全无法集中在跑步上。 | |
俺、どうしたんだろ。 | |
→我是怎么了? | |
タイムっ、どうだった? | |
→用时,怎么样? | |
あっ、その顔は、またタイム落ちてたか。 | |
→啊,看你那表情,耗费的时间又增加了吗? | |
今のままじゃ駄目だ。 | |
→现在这样可不行啊。 | |
やっぱり俺、もう一本走ってくる。 | |
→果然,我还是再跑一遍。 | |
タイム、宜しくな。 | |
→记时,就麻烦你了。 | |
最近、ずっとこの繰り返し、他の部員たちも心配して、カラオケに行こう、寄り道しようと、気晴らしに誘ってくれたが、俺は全部断っていた。 | |
→最近,一直这样反复着,其他的社员们也开始担心我,请我去唱卡拉OK放松下,或者去哪消遣下之类的邀请,都被我拒绝了。 | |
校庭にはもう誰もいない、他の部活も終わってしまったらしい。 | |
→校园里一个人也没有,其他社团的活动好像也都已经结束了。 | |
俺、ここにいる価値があるのか? | |
→我,还有留在这里的价值吗? | |
クソ、もうどうしたらいいか分かねぇよ。 | |
→可恶,自己也不知道要怎么做了。 | |
あいつのことを考えすぎてなんて、集中できないなんて、誰にも言えないし。 | |
→太过在意那家伙导致无法集中精力的事情,对谁也不能说。 | |
俯くと、自分の後ろに誰かの影がある。 | |
→低着头,感觉有谁在身后。 | |
俺は今の独り言を聞かれたと思って、慌てて振り返った。 | |
→意识到刚才的自言自语被听了之后,慌忙回头。 | |
あっ、なんだ、お前か。 | |
→啊,什么啊,是你啊。 | |
今日は一緒に帰らないから、先に帰ってくれ。 | |
→今天不想一起回去了,你先走吧。 | |
うん、どうした? | |
→嗯,怎么了? | |
早く行けよ。今、一人になりたいんだ。 | |
→快点走吧,现在我想一个人待着。 | |
そんな顔するなって、大丈夫だから、早く帰れよ。 | |
→不要露出那种表情。不要紧的,你早点回去吧。 | |
うるせな、もう俺のことなんて、放っといてくれ。 | |
→烦死了!我的事,你别管了。 | |
幼馴染だからって、同情とかいらねぇだよ。 | |
→就算是青梅竹马,我也不需要你的同情。 | |
俺はお前なんかいなくても···あっ、あ~、悪い。 | |
→就算你不在我也„„啊,对不起。 | |
俺、お前に心配かけたくなくてっ、おいっ、待て。 | |
→我,不想让你这么担心,喂,等下! | |
ショックを受けたあいつが突然俺に背を向けて走り出した。 | |
→受到打击了的那家伙突然就背对着我跑掉了。 | |
俺は咄嗟に体が動いて全速力で追いかけた。 | |
→我赶紧使出全力追赶。 | |
言った後に後悔するなんて、本当、俺って最低だ。 | |
→说了那些话后马上又后悔,我啊,还真是差劲啊。 | |
塵泥の数にもあらぬわれ故に思ひわぶらむ妹が悲しさ | |
→『身不如泥土;惟妹在为我,可怜相思苦。』 | |
こんなチッポケな僕を思って悩んだり悲しんだりしてくれる君が堪らなく愛しい。 | |
→你为了这么笨的我而烦恼忧伤。无法停止不去爱你。 | |
俺は自分のことで悩んでただけなのに、お前にまで八つ当たりするつもりなかった。 | |
→明明就是我自己的问题,根本不想迁怒到你身上的。 | |
でも、お前が心配してくれるのが嬉しい。 | |
→不过,看到你为我担心,我打心眼儿里的高兴。 |
万叶恋歌-枫之章07
太陽がドンドン夏の日差しに変わってる気がする。 | |
→阳光日渐灼人的夏天。 | |
俺はグラウンドの真ん中でそうなことを考えた。 | |
→身在操场中心的我这么想着。 | |
マネージャー、次はハードルここに出せばいいのか? | |
→经理,接下来把栏搬到这里来吗? | |
ラインも引くのか? | |
→也要划线吗? | |
あっ、おい、お前、なんか顔色悪くない? | |
→啊,你气色不怎么好啊? | |
そんなことないって? | |
→说什么没有的事? | |
バーカ、隠しても俺には直ぐ分かんだよ。 | |
→小傻~瓜,你就是藏着忍着我也马上能看出来。 | |
ほら、もっとよく顔を見せて見ろ。 | |
→来,那就让我瞧瞧你更好的气色嘛 | |
恥ずかしがってる場合か? | |
→办不到了吧? | |
無理するなって、全く、具合が悪いなら、もっと早く俺に言えよ。 | |
→别勉强了,真是的,身体不舒服的话,早点跟我说嘛。 | |
すみません、コーチ、こいつ具合悪いみたいなんて早退させてもらっていいですか? | |
→对不起,教练,这家伙看起来身体不舒服啊,能请早退吗? | |
俺もこいつを家まで送るんで一緒に早退します。 | |
→我送这个家伙回家所以也一起早退了。 | |
なんて顔してんだよ、俺に謝ることなんかないって。 | |
→这是什么表情?没必要觉得歉疚的。 | |
ほら、いつもの元気はどうした、弱気のことを言うなんて、お前らしくないぞ。 | |
→看看,平日里活蹦乱跳的你跑哪儿去了,说这些丧气话可一点都不像你。 | |
いつもなら俺は風邪引くと健康管理がちゃんと出来てないからだってうるせーくせに、お前はなんでも頑張り過ぎなんだよ。 | |
→平时总是啰嗦着,说我如果感冒了就不能健康管理自己身体的你,努力过头了。 | |
俺にも厳しいし、自分にも厳しい過ぎ、もっと肩の力を抜いても大丈夫だって、俺がいつも隣にいるんだから、たまには寄りかかってこいよ。 | |
→对我要求太过严格,对自己也是。稍微放松下又不要紧,我一直都在你身边啊,偶尔也依靠下我好吧。 | |
次の日の朝、元気におはようという姿を見て、俺はほっとした。 | |
→第二天清晨,看见你大声说早上好的样子,我的心终于放了下来。 | |
早行きて何時しか君を相見むと思いし情今ぞ和ぎぬる | |
→『尽早去,立时见;相思盼君心,如今已安然。』 | |
早く会いたくて激しくなり続けていた鼓動が君に会って漸く静かになった。 | |
→持续着总想早一点见到你的激烈的躁动,在见到你之后终于渐渐平复。 | |
俺がこんなに心配するのはきっと世界中どこを探してもお前だけ、単なる幼馴染じゃない、この気持ちはやっぱり、俺はあいつのことが好きなのか? | |
→能让我这么担心的人找遍全世界也就只有你了。不是单纯的青梅竹马的情谊,这种心情,果然„„我是喜欢那家伙的吧? |
万叶恋歌-枫之章06
昼休みが終わって、午後の授業が始まっても俺は勉強する気になれなくて窓の外を見ていた。 | |
→午休结束后,下午的课便开始了。我一点学习的劲儿也提不起来,就望向窗外。 | |
窓際一番後ろの席、ここは先生からも見つかり難く、昼寝するには最高ポジションだ。 | |
→最后一排靠窗的位置,老师不容易看到,真是上课打盹儿的最佳位置啊。 | |
あっはあ~、眠い。 | |
→啊~哈~~困。 | |
斜め前の席で授業をしっかりと聞いている、あいつの後ろ姿が見える。 | |
→能看见斜前方的座位上的那家伙认真听着课的背影。 | |
よくこんなつまんない授業を聞けるよな、あいつ、眠くならないのか? | |
→真是的,这么无聊的课也能听得进去啊。 | |
あはあ~、駄目だ、もう限界。 | |
→那家伙,都不困的吗?啊~哈~不行了。已经极限了。 | |
あっ、風で教科書が。 | |
→啊,风把教科书吹得翻开来了。 | |
あれ、あそこに楓の木なんてあったっけ? | |
→诶,在那里原先有枫树的吗? | |
まだ紅葉してないから、全然気がつかなかった。 | |
→还没到叶子红的时候呢,难怪没发现。 | |
そう言えば小さい頃、土手にある楓の木の下でよく遊んだな、赤い葉っぱをたくさん集めて、あいつの頭の上から降らせて、今でもはっきり思い出せる。 | |
→这么说来,小时候也经常在河堤那里的枫树下玩的呢。拣一堆的红枫叶,往那家伙的头上散,到现在依旧印象深刻呢。 | |
赤い葉の海と夕暮れ、赤い頬。 | |
→枫红似火叶如海的傍晚,脸上娇羞的红晕如霞光映照一般。 | |
そう言えば、昔私がお嫁さんになってあげるってよく言われたな。 | |
→想来,似乎说过要娶她当新娘的话吧。 | |
きっと意味も分からないまま使ってたんだろうけど。 | |
→一定是在不知道意思的情况下说的吧。 | |
わが背子は物な思ひそ事しあらば火にも水にも吾なけなくに | |
→『阿哥,莫忧心;火耶,水耶,凡事有我小妹身。』 | |
私がいるから、火の中でも水の中でも大丈夫。 | |
→为了有你在我身旁,就算上刀山下火海也无妨。 | |
だから、心配しないで。 | |
→所以,不要担心。 | |
って今言われたら、リアクションに困るな。 | |
→要是现在这么说的话,她一定是困惑的反应吧。 | |
あいつにもそのうち彼氏とか出来るのかな。 | |
→那家伙也跟我说过不久后可能交男朋友之类的话。 | |
俺にそんなことを言っておいて。 | |
→再者,虽然小时候是说过那样的话 | |
いや、小さい頃の話だけど、でも俺たちはただの幼馴染だ。 | |
→我们两个也不过只是青梅竹马罢了。 | |
今までそうやって過ごしてきたじゃないか。 | |
→一直到现在都是这么过来的不是吗。 | |
何度も二人きりになったことがあるけど、別に意識とかしてなかったし。 | |
→虽然两个人总是一起,也没有那方面的想法。 | |
まさか俺、あいつのこと、好きなのか? | |
→难道我喜欢那家伙? | |
あっいや、そんなずがない、好きとか思ってたら、もっと昔からあいつのこと意識して見てるはずだ。 | |
→啊,不是吧,没那可能。如果真是喜欢的话,更早以前就该对她有想法了啊。 | |
授業を真面目にきく後ろ姿を見ると、いろんな気持ちがごっちゃになってくる。 | |
→看着她认真听课的背影,被各种想法纷扰着,心情也乱了起来。 | |
まさか俺は自分が気がつかないうちにあいつのこと思ってたのか?ずっと。 | |
→难不成自己是在意那家伙的,只是还没有认识到这一点? | |
俺、あいつのこと、好きなのか? | |
→一直一来,我就喜欢着那家伙的吗? |
万叶恋歌-枫之章05
よお、お疲れ。 | |
→哟,辛苦了。 | |
もう帰るのか? | |
→要回去了? | |
いつもより呼びに来るの早いじゃん。 | |
→比平时来叫我要早啊。 | |
今、着替えてくるから待ってろ。 | |
→现在,马上就去换衣服,等我会儿。 | |
えっ、どうした? | |
→诶,怎么了? | |
何か用事あるのか? | |
→有事吗? | |
うん、あっ、そう言えば今日は部長とミーティングの日だったっけ。 | |
→嗯,啊,这么说来,今天是跟部长开会的日子吧。 | |
ごめん、ごめん、忘れてた。 | |
→抱歉抱歉,忘了。 | |
何?先に帰ってろ? | |
→什么?我先回去? | |
いいって、そのぐらい待っててやるよ。 | |
→没事儿,就那么一会儿,我等你。 | |
俺がそう言うと一人で帰れるからと断られた。 | |
→我拒绝了自己一个人回去。 | |
どうしようか迷っていたその時、後ろから部長が来た。 | |
→正不知所措的时候,部长从后面走了过来。 | |
おっ、部長、お疲れ。 | |
→啊,部长,辛苦了。 | |
何?ミーティングの後、部長がこいつを送ってくれんの? | |
→什么?会议结束后,部长要送这家伙回家吗? | |
でも、部長遠回りならないか? | |
→可部长这么一来不就绕远道了吗? | |
いいよ、俺がちょっと待ってればいいだけだし。 | |
→没事的,我等着,没关系的。 | |
えっ、二人っきりにさせたくないのかって。 | |
→诶?说我不让你们独处„„ | |
いや、そういうことじゃなくて、ほら、幼馴染の義務見たいなもんだって、こいつの家と俺の家近いし。 | |
→不是这样的,没有这回事。这个,只是尽作为青梅竹马的义务而已,再说,跟这家伙的家离得也近„„ | |
だから、一緒に帰りたいわけじゃなくって! | |
→所以,不是非要一起回去! | |
分かったよ、部長がそこまで言うなら、任せるよ。 | |
→知道了,部长都这么说了,那就拜托了。 | |
おい、俺は先に帰るからな。 | |
→喂,我先回去了。 | |
お前は部長に送ってもらえ。 | |
→你就让部长送你回家吧。 | |
じゃ、お疲れ。 | |
→那么,辛苦了。 | |
数歩歩いたところで後ろを振り返ると、二人が仲良さそうに歩いていく姿が目に入った。 | |
→迈了数步之后,回头看见走着的两人,关系很好的样子。 | |
その姿を遠くから見ていると、同じ部活のやつらがやってきた。 | |
→看着他们走远,碰见同一社团的家伙们。 | |
よお、お前らも帰るところ? | |
→哟,你们也正要回去? | |
途中まで一緒に帰ろうぜ。 | |
→一起走吧。 | |
あいつ? | |
→那家伙? | |
今日は部長とミーティングなんだって、だから、今日は一人、何ニヤニヤしてんだよ。 | |
→今天和部长要开会,所以今天一个人。笑什么笑? | |
えっ、やっぱりあの噂が本当だったのかって? | |
→哎?那个流言果然是真的? | |
なんだ、それ? | |
→说什么呢? | |
そのウワサは部長とマネージャーが付き合っているというものだった。 | |
→那个流言的内容便是部长跟经理在交往的事。 | |
知らなくて悪かったな、あいつとそんな話しねぇの。 | |
→我不知道还真不好意思啊,跟那家伙不聊这些的。 | |
でもお前らよく考えて見ろよ。 | |
→但是,你们也不想想 | |
部長があの口煩いマネージャーを相手にすると思うか? | |
→部长会跟这么一个啰嗦得要命的经理交往吗? | |
俺だったら、もうちょっと相手を選ぶねぇ。 | |
→要是我的话,肯定选个更好的。 | |
そんなの、どうせ噂だろ? | |
→那个不过是流言罢了。 | |
部長は確かに格好いい | |
→部长确实是很棒。 | |
インターハイに連続で出場しているし、頭も良くて、性格だっていい。 | |
→连续出席高校联赛,聪明,性格也好。 | |
バカらしい、そんな噂興味ねぇし。 | |
→跟个傻瓜似的,我对那种流言没兴趣。 | |
あいつが部長付き合ってても俺には関係ない、くだらない話してるなら、先に帰るぞ。 | |
→就算那家伙在跟部长交往也与我无关,还说这种无聊话题的话,我可先回家了。 | |
我妹子が家の垣内のさ百合花後と言へるは否と言ふに似る | |
→『我妻如,垣内百合花;言将后期会,与说不欲,实无差。』 | |
今日は会えないと言う君の言葉が、嫌いという意味に聞こえが気がするのは何故だろ? | |
→当你说今天不能见面的时候,从那些话里能听出有种被你讨厌的感觉。这是为什么呢。 | |
噂なんて信じてないけど胸が苦しい、こんなことは今までも数え切れないくらいあったのに。 | |
→虽然不相信流言什么的,却很郁闷。像这样的事情,如今数也数不过来了。 |
万叶恋歌-枫之章04
予鈴のチャイムが鳴っている。 | |
→预备铃回响着。 | |
俺は早めに学食から戻って来て教室で友たちと話していた。 | |
→我提前用完餐回到教室,跟朋友聊着天。 | |
今日のAランチ美味かったな。 | |
→今天的A套餐真是美味啊。 | |
あ~、ヤバイ、腹いっぱい過ぎて俺午後寝るかも。 | |
→啊~~~糟糕,吃得太饱了,我下午可能要睡觉了。 | |
その時、俺の隣にいた友だちが教室に入ってきた女子の中にあいつを見つけて、からかい半分に話しかけてきた。 | |
→这时,身边的朋友看见走入教室的女孩群中的你,半真半假的说笑着。 | |
なんであいつのことを俺に一一報告すんだよ。 | |
→为什么总要跟我一一报告那家伙的事呢。 | |
俺はもう眠いだって、放っておいてくれ。 | |
→我现在困得紧,饶了我吧。 | |
その時、横から声をかけられた。 | |
→就在这时,旁边传来声音。 | |
うん?なんだ、お前か、はぁ煩いな、俺は眠いんだよ。 | |
→嗯?什么嘛,是你啊,吵死了,我在睡觉呢。 | |
飯?さっき食ったってば、お前がいつもバランスを考えた食事をしろとか言うからちゃんと食った。 | |
→饭?刚才吃过了,你总说要合理摄取膳食平衡,于是我有好好吃饭啊。 | |
ほら、もう本鈴なるぞ。 | |
→快点,上课铃声都响过了 | |
お前も早く席ついて教科書出しておけよ。 | |
→你也快回座位准备教科书吧! | |
っん、どうした?部活? | |
→嗯,怎么了?社团活动? | |
分かったよ、一緒に行けばいいんだろ。 | |
→知道了啦,一起去总可以了吧。 | |
自分の席につく姿を、俺はぼんやりと見つめていた。 | |
→看着回到座位上的你,我眼睛都直了。 | |
会話を聞いていた友だちが俺に羨ましいと言ってくる。 | |
→听到我们谈话的友人说着羡慕我的话。 | |
そんなに羨ましいか?あいつ、口煩いだけだぞ。 | |
→真的有那么羡慕吗?那家伙,啰嗦着呢。 | |
ほら、お前も早く席つけって。 | |
→快点,你也快给我回座位去。” | |
うち日さす宮道を人は満ち行けどわが思ふ君はただ一人のみ | |
→『京城大道人成群;我所思念者,独君一人。』 | |
大勢の人が道を行ったり来たりしている。 | |
→路上人潮涌动。 | |
でも、僕が心に留める人はこの世でただ一人だけ。 | |
→然而,能驻足我心的在这世上就只有一个人。 | |
俺はお前がどこにいたって直ぐに見つけられる。 | |
→无论你在哪里,我都能立刻找到。 | |
お前もそうだったらいいな。 | |
→你要是也这样的话该多好啊。 |
万叶恋歌-枫之章03
こいつを乗せて自電車で帰る時は、必ずこの土手にやって来る。 | |
→骑自行车载她回家的时候,要去那个河堤。 | |
この場所は俺たちが小さい頃よく遊んだ場所だ。 | |
→那里是我们从小就经常去嬉戏玩耍的秘密基地。 | |
今日も部活大変だったな。 | |
→啊,今天的社团活动也很累呢。 | |
あっ、おい、寝てるのか? | |
→嗯,喂,睡着了? | |
おーい、あっ、起きてたか。 | |
→喂喂,原来醒着啊。 | |
静だから寝てるのかと思った。 | |
→那么安静,还以为你睡着了。 | |
全く、お前が遠回りして帰ろうって言ったからこうやって自転車漕いでやってるのにさ。 | |
→真是的。都是你说要绕远回家才特地骑车跑来这里的。 | |
犬の散歩をしている人、笑いあう親子、仲の良さそうなカップル、それぞれが幸せな時間を過ごしている。 | |
→遛狗散步的人们,开怀大笑的亲子,感情甜美的情侣,都沉浸在各自的幸福当中。 | |
俺たちもその中にいる。 | |
→我们也身在其中。 | |
おい、着いたぞ。 | |
→喂,到了哟。 | |
ここでいいんだろ? | |
→停这里可以吧? | |
そんな急がせるなよ、自転車停めたら直ぐに行くって。 | |
→着什么急嘛,都说停好自行车马上就过去的啦。 | |
はい、おまたせ。 | |
→哎,久等啦。 | |
何、隣に座れって? | |
→什么?到你旁边坐? | |
はいはい、言われなくても座るよ。 | |
→嗯嗯,你不说我也会坐。 | |
こっちは自転車漕いで疲れてるし。 | |
→骑到这里累死了的说。 | |
最近の部活、クラスの友だち、家族、どんな小さいなことでもキラキラと目を輝かせて話すお前を、俺はぼんやりと見つめていた。 | |
→最近的社团活动,班上的朋友,家人,无论是多小的事你也说得两眼放光津津有味。看着这样的你,我痴迷了。 | |
何?ちゃんと聞いてるよ。 | |
→什么?我有好好在听啊。 | |
お前の話を真面目に聞いてたから、黙ってたんだって。 | |
→很认真的听你说话,才什么也不说的嘛。 | |
嘘じゃねぇよ、本当だって。 | |
→没骗你啦,真的。 | |
そんなに話してよく話題なくならないなぁ~って思ってたんだよ。 | |
→只是想着,你真能说啊,什么都能成为话题。 | |
お前が話してる顔が面白いし、不思議と見飽きなんだよ。 | |
→你说话的样子很有趣,让我欲罢不能啊。 | |
ほら、その顔、昔と全然変わらない。 | |
→看看,你这样子,跟以前一样完全没有变呢。 | |
えっ、次は俺の番。 | |
→诶?接下来该我说了。 | |
うん、俺がお前に話せるのって、昔のことぐらいしか思い出せない。 | |
→嗯,非要我跟你说,就只说说很久以前的往事了。 | |
えっ、例えば何って? | |
→诶?譬如说,什么呢? | |
う~ん、そう··だな。 | |
→嗯~比如说 | |
よくこの土手から家まで競争したこととか、後は小学校の入学式。 | |
→经常从这河堤比赛谁先到家,然后是小学的入学仪式 | |
お前に無理矢理手を引っ張られてさ。 | |
→硬是被你拉着手之类的。 | |
こうやって思い出すと、いつも俺の隣にはお前がいるな。 | |
→这么一回想,我的身边一直都有你的陪伴呢„„ | |
えっ、俺のことが放っておけない? | |
→诶,无法对我置之不理? | |
バーカ、お前が思ってるほど俺はもうガキじゃないって。 | |
→小傻~瓜,我可比你想的要成熟得多。我可不是小孩子了。 | |
早く彼氏とかつくれば? | |
→你也早点交个男朋友吧 | |
俺と一緒にいると出会いなんかないぞ。 | |
→总跟我一起就没有恋爱机会了哦。 | |
まあ、俺には関係ないけどな。 | |
→嘛,反正和我也没什么关系。 | |
よっ、もうこんな時間じゃん。 | |
→哟,都这个时间了啊。 | |
夕飯出来てるだろうしそろそろ帰るか。 | |
→晚饭时间了哦,差不多该回去啦。 | |
そうだ、お前も家で食べて行く? | |
→对了,你也来我家吃吗? | |
あはは~、何だよ? | |
→哈哈哈~什么嘛? | |
その目、お前本当食いしんぼうだな。 | |
→那种眼神,你啊还真是馋嘴猫呢。 | |
じゃ、自転車のとこまで競争。 | |
→那么,看谁先跑到自行车那里。 | |
お前が先に着いたら、好きなおかず一つやるよ。 | |
→你要是先到的话,给你做你喜欢的点心哦。 | |
気がつくと太陽はとっくに沈んでいた。 | |
→当发觉的时候,太阳已经西沉。 | |
そして、また俺は自転車を漕ぎ出す。 | |
→于是,我又踏着自行车出发。 | |
背中にくっつけられた温もりが心地いい。 | |
→背上传来的你手心的温热,心情真好。 | |
な、今お前どんな顔してる。 | |
→呐,现在的你会是怎样的表情呢? | |
前日も昨日も今日も見つれども明日さへ見まく欲しき君かも | |
→『前天、昨天、今天,皆曾得见,明日犹欲会君面。』 | |
一昨日も昨日も今日も君に会った、だけど明日も君に会いたい。 | |
→前天,昨天,今天都跟你见面,即便这样,明天依旧想要见你。 | |
ほら、お前ん家着いたぞ。 | |
→好啦,你到家啦。 | |
あ~、腹減った。 | |
→啊~肚子饿死了。 | |
さっきの勝負俺が勝ったんだから、お前が俺におかず一つくれよ | |
→刚才的比赛我赢了,你要照约定做点心给我哦。 | |
言い訳しでもダメ、勝負は勝負だろ。 | |
→找借口不管用的,比赛就是比赛。 | |
じゃな、着替えたら早く来いよ。 | |
→嘿,回见啦,换完衣服快点过来哦。 |
万叶恋歌-枫の章02
もっと足を高く、もっと早く、もっと遠くへ、もう直ぐゴールだ。 | |
→腿再抬高些,再快些,再远些,向着前方冲刺,终点就在眼前。 | |
太陽が近い、熱い、俺はゴールに全速力で飛び込んだ。 | |
→太阳如此的接近,炽热,我使尽全力奔向终点! | |
タイム、どうだった? | |
→用时,怎么样? | |
えっ、自己ベスト更新してる? | |
→呃,刷新了我的最好记录? | |
本当か?よし。 | |
→真的?太好了! | |
おめでとう? | |
→恭喜 | |
お前、たかが自己ベスト更新で喜びすぎだって、これくらい当然の結果だろ? | |
→你啊,是说我刷新个记录就得意忘形了?这是理所当然的啊„„ | |
俺たちが話している様子を見ていた部員の皆が、「仲良しカップル、見せつけんなよ」と一斉にからかってきた。 | |
→见我们在说话的社员们笑着异口同声的说:“小俩口,卿卿我我的别让我们看见啊。 | |
うっ、うるせーな。 | |
→吵、吵死了! | |
こいつはただの幼馴染なんだよ。 | |
→这家伙只不过是我的青梅竹马罢了。 | |
こっち見るな。 | |
→别看了 | |
どっか行け。 | |
→哪边凉快哪边去。 | |
真面目に練習しろ。 | |
→都给我认真练习去。 | |
おい、お前も笑ってないで、否定ぐらいしろよ。 | |
→喂,你也别笑了,否认一下啊。 | |
俺だけ格好悪いじゃねぇか。 | |
→又让我扮黑脸了不是么? | |
ったく。どいつもこいつも、インターハイのことを忘れてるのか? | |
→咳,真是的。这家伙也是那家伙也是,把高校联赛都忘到九霄云外去了吗? | |
俺たちをからかってる暇があるならもっと練習すればいいのにさ。 | |
→有那取笑我们的时间,还不如多花在练习上。 | |
な、お前もそう思うだろ? | |
→呐,我说,你也是这么认为的吧? | |
わっ、もう直ぐ部活終わる時間だ。 | |
→唔、哇~社团活动的时间马上都快结束了! | |
あいつら··· | |
→那群家伙„„ | |
俺の貴重な練習時間を奪いやがって。 | |
→把我宝贵的练习时间都耽误了。 | |
今の俺には一分一秒も大事なのに。 | |
→对现在的我而言,可不得不分秒必争的啊。 | |
悪い、俺、もう一本走って来るから、タイム、宜しくな。 | |
→抱歉,我还想再跑一次,记时,就麻烦你了。 | |
はい、ストップウォッチ。 | |
→来,跑表准备。 | |
次も自己ベスト更新狙うから、頼むぞ。 | |
→这次也要为刷新记录而战,拜托了。 | |
立ち居てたどきも知らず我が心天つ空なり土は踏めども。 | |
→『坐不稳,立难安;两脚虽在地,心却悬上天。』 | |
体はここにあるのに、君を思えば心だけは宙に浮かんでいるような気がする。 | |
→坐也不是站也不是,明明双脚站立于地面,思念你的心,却悬挂于九天之上。 | |
今は春、俺たちはまだ高校三年生になったばかり、まだ見ぬ明日に、俺は走り出す。 | |
→这是我们刚步入高三的那年春天,不知道明天将如何的我,奔跑着。 |
万叶恋歌-枫の章01
昔から沢山の人に生まれてきた万葉集、お前も読んだことあるか? | |
→自古以来就为人们广为传唱的《万叶集》,你有拜读过吗? | |
えっ、覚えてない? | |
→诶?不记得了? | |
あ~、実は俺も。 | |
→啊,其实我也没读过。 | |
訳とか難しいし、何を言ってるか正直分からないよな。 | |
→因其晦涩难懂,且不知所云。 | |
でも、今から始まるのは万葉集の和歌を元にした恋物語だ。 | |
→然而,接下来要叙述的是以万叶和歌为基础、用现代手法演绎的爱情小品。 | |
あっ、今、嫌な顔をしただろ? | |
→哎?一脸的不情愿啊?。 | |
そんな顔するなって、大丈夫、俺がちゃんと教えてやるよ。 | |
→不要苦着脸嘛,安啦,我会深入浅出的教你的 | |
俺の声を聞いてれば分かるから。 | |
→用心倾听我的声音就能明了的。 | |
さあ、一緒に物語を始めようぜ。 | |
→还等什么,让我们一起陶醉在这爱的小品里吧。 |
订阅:
博文 (Atom)