それから何年か経ち、俺は大人になった。 | |
→若干年之后,我已长大成人。 | |
相変わらず俺たちは一緒にいる。 | |
→还是老样子,我们依旧在一起。 | |
時には喧嘩をしたり、笑いあって、あたり前だけど、大切な毎日を過ごしながら、ここまでやってきた。 | |
→时而吵架,时而欢笑,虽然是理所当然,还是珍视着每一天,一步步走到这里。 | |
おい!前が持ってきた荷物はここでいいのか? | |
→喂!你拿来的行李,放这里就可以了吗? | |
え?違う?あっちの部屋? | |
→诶?错了?那个房间? | |
分かった。運んでおく。 | |
→知道了,我搬过去。 | |
お前はそっちよろしくな。 | |
→那边就拜托你了。 | |
俺は向こうの部屋で自分の荷物出してるから。 | |
→我会把自己的行李从对面房间拿出来的。 | |
ああ~でも、重い荷物があったら呼べよ。 | |
→啊~不过,行李太重的话就叫我啊。 | |
お揃いの食器、二人で選んだ家具、今日から俺たちは一緒に暮らし始める。 | |
→收拾干净的餐具,两人一起选的家具,从今天开始,我们将一起生活。 | |
ああ~あいつまたこんなところに荷物を広げたままにして…… | |
→啊~那家伙,居然又在这种地方把行李散得到处都是…… | |
まったく、仕方ないな~ | |
→真是的,拿她没辙~ | |
片づけてやるかぁ~ | |
→帮她收拾吧。 | |
これ、俺が返した椿の花のブローチだ。 | |
→这个,是我还给他的山茶胸针。 | |
ふ~あいつ、ずっと持ってたんだな。 | |
→呵~那家伙,原来一直带着呐。 | |
この椿の花のブローチのおかげで、俺たちは小さい頃合ってたことに気づいた。 | |
→多亏了这个山茶胸针,又想起了我们小时候相遇的事。 | |
俺がずっと持ってて、今度はあいつが持ってる。 | |
→一直都是我保管的,这次要由她保管了。 | |
んん、何だか不思議な気分だなぁ~ | |
→恩~不知为何有种不可思议的感觉。 | |
綺麗だ。 | |
→好美丽! | |
俺が拾った日のままだ。 | |
→就像我捡到它的那天一样。 | |
---大地も採り尽すとも世の中の尽くし得ぬのもは恋にしありけり--- | |
→『大地万物取可完,人间不竭物,惟有两相恋。』 | |
大地には地平線があるが、恋の思いには限りはない。 | |
→大地有它的地平线,思念的爱恋却没有边界。 | |
え?どっこに行ってたんだよ。 | |
→唉?要去哪里啊? | |
ここの片づけ終わってないだろう。 | |
→这里还没收拾完吧? | |
どうかしたのか? | |
→怎么了么? | |
はぁ~これか。 | |
→啊~这个吗? | |
いや、お前まだ椿の花のブローチを持ってたんだなぁって。 | |
→没什么啦,我想就要由你来保管这个山茶胸针了……。 | |
大切なものだから? | |
→因为是很重要的东西? | |
そうだな。お前にとっても大切なものだよな。 | |
→也对~对你来说也是特别重要的东西。 | |
ほら、こち来いよ。 | |
→来,过来这边。 | |
ブローチ、俺が付けてやる。 | |
→胸针,我给你别上。 | |
綺麗だ。 | |
→很漂亮! | |
今日からはそのブローチごとお前を絶対大切にしていく。 | |
→从今天开始,这个胸针和你我一定好好珍惜 | |
改めてよろしくな。 | |
→再一次,请多关照了! |
2004年7月16日星期五
万叶恋歌-椿之章19
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