文化祭が終わり、俺は一人で報告書を作っていた。 | |
→文化祭结束了,我正一个人写报告。 | |
ああ~こんなものか。 | |
→啊~这样就行了吧。 | |
あとで職員室に出せば終わりかな。 | |
→等会儿交到办公室就完事了。 | |
ああ、外も真っ暗だな。 | |
→啊,外面已经这么黑了。 | |
そろそろ片付けてるあいつを探しに行って帰るとするかぁ~ | |
→也差不多该收拾收拾找她一起回去了吧~ | |
生徒はほとんど下校していて、物音がしない。 | |
→学生差不多都回家了,一点声音都没有。 | |
夜の校舎って本当、不気味だよな。 | |
→晚上的校舍还真够阴森的。 | |
早く見つけて帰るか。 | |
→快点找到她就回去吧。 | |
長い渡り廊下渡りきって角を曲がったその時、何かにぶつかった。 | |
→走过长长的走廊,经过拐角时,我撞到了什么。 | |
なっ!女の子だ。大丈夫ですか? | |
→啊!是个女孩。不要紧吧? | |
俺はぶつかった女の子を立ったせようと、手を差し伸べたところで気がついた。 | |
→当我想帮助她站起来而伸出手后,才注意到… | |
お前だったのか! | |
→原来是你! | |
ごめんな、驚かせて。 | |
→对不起,吓到你了。 | |
怪我とかしてないか? | |
→有没有受伤? | |
あれ、お前、泣いてないか? | |
→啊,难不成,你在哭吗? | |
何?泣いてない?嘘つけえ。 | |
→什么?没哭?别骗人了。 | |
ちょっと涙目になってるぞ。 | |
→明明泪眼朦胧的样子。 | |
手見せてみろ。 | |
→让我看看手。 | |
あ、ちょっと擦り剥いてるなぁ。 | |
→啊,有点擦伤 | |
後で手当てしてやるよ。 | |
→等会帮你包一下。 | |
お前、まさか俺のことを探してたのか? | |
→你莫非是在找我? | |
偶然だな。 | |
→真巧啊。 | |
俺もお前を探してる途中だった。 | |
→我也正找你呢。 | |
こんな形で会えると思わなかったけど、会えてよかった。 | |
→虽然没想以这种形式见面,不过,能见到你真是太好了。 | |
ふん~これも一つの運命だよな。 | |
→呵呵~这也是一种命运…是吧 | |
---天土の極のうらに吾が如く君に恋ふらむ人は実あらじ--- | |
→『天之涯,地之角;如我恋君情,人中难找。』 | |
空の果てにも、地の果てにも、私ぐらい貴方を思っている人はどこにもいない…… | |
→天涯海角,无论何处,都不会再有人如我这般思慕着你…… | |
俺は彼女の手を放すのを忘れて、ずっと握っていた。 | |
→我忘记放开她的手,就这么一直握着。 | |
いつもの彼女なら、すぐに手を放せと言うのに、今日だけはなぜか大人しくなった。 | |
→若是平时,她早就吵着要我放手了。可今天,不知何故,她却出奇地安静。 | |
もし運命が存在するなら、このまま時間を止めてめてほしい。 | |
→如果命运真的存在,真希望时间就这样停留在这一刻。 | |
月明かりの俺たちを照らず、その陰に赤い糸が映っていないか…… | |
→月光撒在我们身上,月影中是否也会映出命运的红线呢 | |
俺は必死に探していた。 | |
→我拼命地寻找着…… |
2004年7月16日星期五
万叶恋歌-椿之章09
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