2004年7月16日星期五

万叶恋歌-椿之章06

いよいよ今日は文化祭の日だ。
→今天终于迎来了文化祭。
生徒会役員は交替で校内の見回りすることになっている。
→按规定,学生会成员必须轮班在校内巡视。
まだ入ったばかりの彼女は俺がサポートするということで、一緒に見回りすることになった。
→为了照顾新来的她,我决定和她一起巡视。
人、多いなぁ~何か見たいところとかあるか?
→好多人啊~有什么想逛的地方吗?
特にない?
→没有?
正直に言ったほうがいいぞ。
→说实话比较好哦。
この後も仕事あるから、ゆっくり見られるのは今のうちだけだ。
→一会还有工作,能慢慢逛的就只有趁现在。
そうだ。お前、見回りの後は暇か?
→对了,巡视过后你有时间吗?
って聞かなくてもどうせ暇だろう。
→不用问,你肯定很闲。
一緒にうちのクラスのお化け屋敷に入らないか?
→要不要一起去咱班的鬼屋?
嫌だ?
→不要?
どうして?
→为什么?
なるほど。
→原来如此。
怖いのが苦手なのか。
→害怕恐怖的东西吗。
ふう、って、お前は子供か。
→呵~,你是小孩子吗。
でも、まぁ~女なんだから、そのぐらいのほうが可愛いけど。
→不过~女孩子嘛,这样也挺可爱就是。
その時、ふと中庭に目をやると、急に雨が降り出しているのが見えた。
→这时,望了一下庭院,外面突然下起雨来。
雨?
→下雨了?
まずい!
→糟糕!
外に出してある看板が濡れる!
→外面的告示牌会被淋湿!
俺が濡れるって?
→我会淋雨?
そんなこといい!
→没关系!
中に入れるほうが先だ。
→一定要先把它拿进来。
あ、お前は来なくていい。濡れるだろう。
→啊,你不用跟来,会淋湿的。
そこで待ってろ。俺が一人で片付けるから。
→在那儿等着,我一个人收拾就好。
俺は雨の中を走った。
→我在雨中奔跑。
校門には生徒会役員が一生懸命作った看板が出してやる。
→校门口放着学生会成员拼命做好的告示牌。
彼女がデザイン案を出して、夜遅くまで残って作ったものだ。
→是她提出的设计方案,并且一直做到了深夜。
雨なんかに濡れてほしくない。
→我可不想让它被雨淋湿。
俺は雨の中、看板を一人で片付け始めた。
→我独自在雨中收拾着告示牌。
早く入れないと、雨に濡れて全部壊れる。
→再不快点拿进去,就要被雨淋坏了。
くそ!重いなぁ~
→可恶!还好重啊…
予想以上に看板が重い。
→比我想的重多了。
俺は力いっぱい持ち上げようとした。
→我卯足力气往上提
その時、先まで重かった看板が軽くなった気がした。
→就在这时,原本很重的告示牌变轻了。
顔を上げるとそこには彼女がいた。
→抬起头,看到了她。
バ~カ!
→傻瓜!
来るなって言っただろう!
→说了不叫你来了!
本当にお前は……
→你真是……
ほら、行くぞ!
→好了,走吧!
セーノ
→一~二~
俺たちは黙ったまま、雨の中夢中で看板を運んだ。
→我们就这样沉默着,在雨中搬动着告示牌。
彼女が走るたびに、水しぶきが揚がる。
→她每走一步就会溅起一片水花。
髪を濡らした水滴が頬を伝っていく。
→水滴从湿润的发际流到脸颊。
その姿が綺麗に見えた。
→这样的她,好美。
俺の初恋の女の子はこんなに綺麗だっただろうか……
→我初恋的女孩竟然会如此美丽吗……
---わが情焼くもわれなり愛しきやし君に恋ふるもわが心から---
→『烧我心者,是自己;恋君情意,自我心起。』
この葛藤も、熱い思いも、どちらの思いも、私の心の中から生まれたもの。
→这份纠葛也好,炙热的想念也好,无论哪种心情,都是由我心中萌生。
彼女は……
→她……
まさか、初恋の女の子じゃない?
→难道不是我初恋的女孩?
いや、でも……
→不,但是……

没有评论:

发表评论