2004年7月16日星期五

万叶恋歌-椿之章07

看板の片づけをして、ズボン濡れになってしまった俺たちは、そのまま生徒会室に戻ってきた。
へへえ~
お互いずいぶん濡れたなぁ。
ほら、これ着ておけ。
何だ、変な顔して、俺のジャケットだ。
貸してやるからありがたく着てろ!
俺か?
俺なら大丈夫だ。
気にするな。
ほら、こっち来い!
そこじゃ寒いだろう。
肩震えてる。
待ってろ。
俺のタオルあるから、今髪拭いてやるよ。
へい、どうだ?
俺が愛情込めて拭いたから、すぐに乾いただろう。
濡れたままでいると、風引くからな。
本当は看板しまうのだって、男の俺に任せておけばいいのに。
まったく、お前が風引いたら、生徒会のみんなが困るだろう。
ふう、でも、それはお前のいいところだけどな。
---ぬばたまの我が黒髪を引きぬらし乱れてさらに恋いわたるかも---
私の黒髪を引き解くように、心乱れて貴方を思い続ける。
彼女は確かに俺の初恋の女の子だ。
でも、いろいろな彼女を知れば知るほど、俺は自分に自信がなくなっていく。

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