2004年7月16日星期五

万叶恋歌-椿之章13

肩を叩かれて、俺は顔を上げた。
→感觉肩膀被碰了碰,我抬起头。
いつの間にか、彼女の隣で眠っていたらしい。
→不知什么时候,我好像在她身旁睡着了。
ん?ああ~起きたのか?
→恩?啊~你醒啦?
ごめん。寝てた。
→抱歉,我睡着了。
何で謝るんだよ。
→为什么道歉。
倒れたことなんか俺は別に気にしてない。
→晕倒的事我不觉得麻烦啦。
それより、もう熱は大丈夫なのか?
→比起这个,你的烧退了吗?
んん、おでこもさっきより熱くはない。
→(摸~)恩,额头没刚才烫了
顔色もよさそうだな。
→脸色也好多了。
じゃ、具合がよくなったところでそろそろ帰るか。
→那么,趁着身体状况好一些,我送你回家吧。
鞄を取ろうと俺が立ち上がった瞬間、制服の胸ポケットから、椿のプローチが落ちた。
→想着要去拿包,就在我站起来的瞬间,山茶花的胸针从制服前胸口袋里掉了出来。
おっと、危ない!
→啊,危险!
は~よかった。割れてなさそうだな。
→~太好了,看样子没有坏。
どうした?帰るんだろう。
→……怎么了?准备回去吧?
彼女は驚いた表情で俺の手の中にある椿のプローチを指差した。
→她一脸惊讶地指着我手里的山茶花胸针。
これ?
→这个?
ああ~小さい頃拾ったんだ。
→阿~是小时候捡的。
俺のお守りみたいなものだ。
→就像我的护身符一样。
初恋の女の子が忘れていたみたいで...うんん、いや、なんでもない。
→我初恋的女孩子似乎忘了这事……唔~算了,没什么。
え?これ……自分のかもしれない?!
→诶?这个……说不定是自己的?
---恋は今はあらじとわれは思へるを何処の恋そつかみかかれる---
→『道是,如今已无恋;何处恋竟至,将我拘缠。』
もう何も心に留めない。そう思ってたのに。
→原以为在心中已经不留痕迹
偶然の重なりは私に掴みかかる。
→偶然的重逢,却再次将我紧紧抓住。
二人で保健室を出た後も、彼女は何かを思い出すように、ずっと黙り込んでいた。
→我们离开保健室后,她仿佛回忆起什么似的,一直沉默着。

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