肩を叩かれて、俺は顔を上げた。 | |
→感觉肩膀被碰了碰,我抬起头。 | |
いつの間にか、彼女の隣で眠っていたらしい。 | |
→不知什么时候,我好像在她身旁睡着了。 | |
ん?ああ~起きたのか? | |
→恩?啊~你醒啦? | |
ごめん。寝てた。 | |
→抱歉,我睡着了。 | |
何で謝るんだよ。 | |
→为什么道歉。 | |
倒れたことなんか俺は別に気にしてない。 | |
→晕倒的事我不觉得麻烦啦。 | |
それより、もう熱は大丈夫なのか? | |
→比起这个,你的烧退了吗? | |
んん、おでこもさっきより熱くはない。 | |
→(摸~)恩,额头没刚才烫了 | |
顔色もよさそうだな。 | |
→脸色也好多了。 | |
じゃ、具合がよくなったところでそろそろ帰るか。 | |
→那么,趁着身体状况好一些,我送你回家吧。 | |
鞄を取ろうと俺が立ち上がった瞬間、制服の胸ポケットから、椿のプローチが落ちた。 | |
→想着要去拿包,就在我站起来的瞬间,山茶花的胸针从制服前胸口袋里掉了出来。 | |
おっと、危ない! | |
→啊,危险! | |
は~よかった。割れてなさそうだな。 | |
→~太好了,看样子没有坏。 | |
どうした?帰るんだろう。 | |
→……怎么了?准备回去吧? | |
彼女は驚いた表情で俺の手の中にある椿のプローチを指差した。 | |
→她一脸惊讶地指着我手里的山茶花胸针。 | |
これ? | |
→这个? | |
ああ~小さい頃拾ったんだ。 | |
→阿~是小时候捡的。 | |
俺のお守りみたいなものだ。 | |
→就像我的护身符一样。 | |
初恋の女の子が忘れていたみたいで...うんん、いや、なんでもない。 | |
→我初恋的女孩子似乎忘了这事……唔~算了,没什么。 | |
え?これ……自分のかもしれない?! | |
→诶?这个……说不定是自己的? | |
---恋は今はあらじとわれは思へるを何処の恋そつかみかかれる--- | |
→『道是,如今已无恋;何处恋竟至,将我拘缠。』 | |
もう何も心に留めない。そう思ってたのに。 | |
→原以为在心中已经不留痕迹 | |
偶然の重なりは私に掴みかかる。 | |
→偶然的重逢,却再次将我紧紧抓住。 | |
二人で保健室を出た後も、彼女は何かを思い出すように、ずっと黙り込んでいた。 | |
→我们离开保健室后,她仿佛回忆起什么似的,一直沉默着。 |
2004年7月16日星期五
万叶恋歌-椿之章13
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